アンチコンプトンGe検出器

装置担当者

高宮幸一

装置の利用目的・特徴

Ge検出器に井戸型NaI検出器を組み合わせることで、コンプトン散乱に起因するバックグラウンドを抑制した ガンマ線スペクトロメトリが可能な測定装置である。高エネルギーのガンマ線を放出する核種を含む試料から 放出される低エネルギーガンマ線の測定において、一般的なGe検出器よりも高いS/Nでの測定が可能になる。 そのため、NaやClを多く含む生物試料中の短寿命核種の定量などで大きなメリットが得られる。

主なスペック

Co-60から放出されるガンマ線の場合、観測されるコンプトン散乱光子の量を約1/10に低減することができる。 NaI井戸型検出器が電動式に改良され、試料設置から測定開始までの時間も20秒程度に短縮されたため、短寿命核種の定量にも用いることができる。

設置場所

原子炉棟ホットラボ ホットケーブ室 放射線管理区域内

カリフォルニウム照射試験装置


装置担当者

高宮幸一

装置の利用目的・特徴

真空チェンバー内に検体となる半導体などを設置し、カリフォルニウム線源(Cf-252)から放出される重イオンを照射することで、 放射線に対する耐性試験(シングルイベント試験)などを行う装置である。

主なスペック

平均約43 MeV/cm2/mgのLETをもった重イオンを照射することができる。(半導体への照射試験の場合は、デキャップする 必要がある。)照射量は使用する線源強度によって変わるが、同じ線源であっても検体との距離を変更することで変更可能となっている。 真空チェンバー内には約30 cm × 80 cmのスペースがあり、線源の位置は外部より変更可能であるので、チェンバー内に複数の検体を設置し、 真空状態にした後、複数の検体への照射試験を連続して行うことができる。照射中に線源の位置を変更可能なため、アップセットを検知した 後に線源を遠ざけて検体を観察するなど、単なる耐性試験のみではなくアップセット発生時の検体の状態観察なども可能である。

設置場所

原子炉棟ホットラボ ホットケーブ室ホットセルC内 放射線管理区域内

その他

照射に利用する線源にアメリシウム(Am-241)を用いることで、低LETでの照射試験も可能。

EDS付き卓上走査型電子顕微鏡

装置担当者

高宮幸一

装置の利用目的・特徴

本装置は、フェノムワールド社製の卓上走査型電子顕微鏡“proX PREMIUM”であり、最大10万倍でのSEM画像観察、 EDSによる元素分析が可能である。汎用性が高く広範な分野での利用が可能なSEM装置であるとともに、ホットラボ内に 設置されているため照射試料や核燃料物質を含んだ試料の分析など特殊な試料に対する分析も可能である。

主なスペック

・80~100,000倍の倍率での観察が可能(分解能 14 nm)
・最大加速電圧 15 kV
・光学顕微鏡付き(カラー、20~135倍)
・元素分析(C〜Am)及び元素マッピングが可能
・CeB6電子銃による高画質観察が可能
・帯電しやすい試料も前処理不要で観察可能

設置場所

原子炉棟ホットラボ 第2暗室 放射線管理区域内

透過型電子顕微鏡

装置担当者

徐虬

装置の利用目的・特徴

材料の構造を観察するための装置である。

主なスペック

日本電子社製 JEM-2010
最高加速電圧:200kV
分解能:0.23 nm

設置場所

トレーサー棟 物理実験室 No.4 放射線管理区域内

その他

混み合うことがあるので、ご希望の日程で利用できないことがあります。

走査型電子顕微鏡

装置担当者

徐虬

装置の利用目的・特徴

材料の表面構造を観察するための装置である。

主なスペック

日本電子社製 JSM-5800;エネルギー分散形x線分析装置付き
最高加速電圧:30kV
分解能:3.5 nm

設置場所

原子炉棟ホットラボ 放射線管理区域内

その他

混み合うことがあるので、ご希望の日程で利用できないことがあります。

集束イオンビーム加工装置

装置担当者

木野村淳、徐虬

装置の利用目的・特徴

本装置は、集束イオンビームのスパッタリング効果とデポジション効果を利用して、10ミクロン程度の微小試験片の切り出しや、 試料の微細加工を行うために使用する。さらに試料の加工部位を走査型電子顕微鏡で適宜観察できるため、イオンビームによる 試料の損傷を最小限に抑えることが可能。主に、透過型電子顕微鏡観察用試料の作製に用いられ、試料中の任意の部位の切り出しと 電子顕微鏡用メッシュへの移動、薄片化処理など一つのチャンバー内ですべて行うことができる。

主なスペック

・製品名:FEI社製 Quanta 3D 200i
・ビーム:デュアルビーム(電子ビームとGaイオンビーム)
・最高加速電圧:30kV
・試料のピックアップ機能:あり
・照射時間:Ga液体金属イオン源、電子源の寿命の範囲内で使用可能
・試料の大きさ:1cm角、厚さ1mm程度までの試料が取り扱い可能
・照射パターン:制御プログラム上で定義した任意パターンで加工可能
(標準パターンは制御用コンピュータに登録済)

設置場所

トレーサー棟 スペクトロメータ室No.1 放射線管理区域内

その他

装置の異常は多くの場合、制御プログラムにより検出され、必要な処理は自動的に行われる。 それ以外の異常を操作者が発見した時は装置担当者に問い合わせること。

陽電子消滅分光法測定装置



装置担当者

徐虬

装置の利用目的 特徴

陽電子消滅寿命測定(PAS)及び陽電子消滅同時計測ドップラーブロードニング(CDB)測定が可能である。

主なスペック

測定温度:~300K

設置場所

トレーサー棟 スペクトロメータ室No.1 放射線管理区域内

ライナック電子線低温照射装置

装置担当者

木野村淳、徐虬

装置の利用目的・特徴

低温で材料の高エネルギー電子線照射が可能な装置である。

主なスペック

照射温度:100K
電子線のエネルギー10MeV~30MeV

設置場所

ライナック棟 放射線管理区域内

粉末エックス線回折装置


装置担当者

上原章寛

装置の利用目的・特徴

試料を垂直に設置し水平方向からX線を出力。元素・化合物分析に使用。

主なスペック

X線回折装置 リガク RINT-2100型
・X線発生装置:定格2kW,Cu管球
・入射光学系:集中法
・受光光学系:ソーラースリット,グラファイトモノクロメータ
・検出器:シンチレーションカウンタ
・測定の種類:2θ-θ

設置場所

原子炉棟ホットラボ 第2機器分析室 放射線管理区域内

アルファ線スペクトロメータ

図3
図4
図5

装置担当者

上原章寛

装置の利用目的・特徴

試料のアルファ線スペクトルを測定
http://www.canberra.com/products/radiochemistry_lab/alpha-spectroscopy.asp
CANBERRA Alpha spectrometer Model 7401
キャンベラ アルファスペクトロメータ

・カウンタタイマ内蔵
・ステンレス製チェンバー
・デジタルディスプレイ
・プリアンプ、アンプ、パルサ、ディスクリミネータ、高圧電源、真空計内蔵
・1200mm2 の検出器(PIPS)収納可
・真空/ 高圧インタロック機能付
・サンプル直径:2″φまで

設置場所

原子炉棟ホットラボ ジュニアケーブ室 放射線管理区域内

レーザーラマン分光分析装置

装置担当者

上原章寛

装置の利用目的・特徴

分子の対称振動エネルギーを分析することにより、分子状態の定性分析に利用する。

主なスペック

日本分光NRS-3100
分析波長532及び785nm
波数範囲50~4000cm-1
スペクトル分解能0.5cm-1以下

設置場所

原子炉棟ホットラボ 暗室 放射線管理区域内

溶融塩実験不活性グローブボックス

装置担当者

上原章寛

装置の利用目的・特徴

不活性条件下、800℃以下の温度条件において、溶融塩系の吸光分光分析および電気化学測定が可能。

主なスペック

不純物としての酸素・水分濃度は1ppm未満
mBRAUN社 labmaster 130 高純度アルゴンG1ガス雰囲気で運転

設置場所

原子炉棟ホットラボ 第1実験室 放射線管理区域内

ICP発光分光分析装置

装置担当者

福谷哲

装置の利用目的・特徴

溶液中の微量元素測定

主なスペック

iCAP6300DUO(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
軸方向及び放射方向での測定が可能

設置場所

原子炉棟ホットラボ 第一機器分析室 放射線管理区域内

高輝度ミリ波テラヘルツ放射光分光装置

図1

装置担当者

高橋俊晴

装置の利用目的・特徴

電子ライナックの短バンチ電子ビームから発生するミリ波帯・テラヘルツ帯の高輝度コヒーレント放射光を光源とする分光装置である。 原則として電子ライナックの利用とセットで申し込むが、実験室光源として高圧水銀灯も備えているので、放射光で使用される期間以外 でも利用可能である。物質・材料研究における吸収・反射分光、イメージング分光のほか、加速器ベースの新規光源開発にも利用することができる。 また高強度テラヘルツ波励起によるポンプ・プローブ実験やテラヘルツ帯パルスラジオリシス、円偏光を用いた円二色性分光などの特殊な実験も 実施可能な場合があるので、希望する場合は事前に担当者と打ち合わせをしていただきたい。

主なスペック

波長(波数)領域

コヒーレント放射光を光源とする場合:500μm ~ 3 mm(3cm-1 ~ 20cm-1
高圧水銀灯を光源とする場合:100μm ~ 1 mm(10cm-1 ~ 100cm-1

分光器

フーリエ変換干渉分光計
回折格子型分光計(単色計)

検出器

Siボロメータ(液体ヘリウム冷却)
InSbホットエレクトロンボロメータ(液体ヘリウム冷却)
Vバンドミリ波検波器(50~75GHz)
Wバンドミリ波検波器(75~110GHz)

設置場所

中性子発生装置室(ライナック棟)実験室 放射線管理区域内

高効率放射線計測システム

装置担当者

谷口秋洋

装置の利用目的・特徴

多数のゲルマニウム半導体検出器等及び8k ch MCAと16パラメータの多次元データ収集システム等から成っており、 多数の検出器を組み合わせた放射線計測実験に対応可能である。

主なスペック

相対検出効率20%~60%のGe半導体検出器や低エネルギー用Ge半導体検出器(GMX、LOAX、LEPS)を有し、 これらの検出器を用いたX線・γ線のエネルギースペクトルの測定やそれらの多次元測定が可能である。 さらに、内部転換電子測定用シリコン半導体検出器やシンチレーション検出器なども組み込むことができる。 多次元データ収集システムにより、最高16パラメータの事象に対するLISTデータ及びPHA計測データを得るこ とが可能であり、さらに、ISOLからのビームON/OFF情報と同期させてスペクトルマルチスケーリングモード での測定も可能である。

設置場所

原子炉棟炉室(T-1) 放射線管理区域内

その他

申込前に担当者に相談の事。KUR-ISOLでの利用が優先される。

高機能中性子鏡製造装置(IBS/LVE)

装置担当者

日野正裕

装置の利用目的・特徴

高性能中性子鏡製造装置はイオンビームスパッタ装置(IBS)及び大面積蒸着装置(LVE)の2台で構成される。 IBSは高品質・極博多層薄膜を製造することができ、世界最高反射角のワイドバンド中性子多層膜モノクロ メータや曲面のスーパーミラー等の製作実績がある。 LVEは電子ビームによる蒸着装置であり、世界最初の本格的なスーパーミラー導管(KUR B-4)建設に利用された。 現在は中性子ミラーよりも希少試料をはじめとする汎用大面積製膜としての利用が多い。

主なスペック

ターゲット数 IBS:6  LVE:4
製作可能最薄層厚※ IBS 1nm程度以上 LVE 5nm程度以上
成膜可能エリア※ IBS φ400mm程度 LVE φ800mm
事前準備(真空引き) IBS 及び LVE共に12時間以上は必要。
その他 磁場中蒸着(スパッタ)可能。
※あくまで目安。これらは物質や成膜条件に大きく依存する。

設置場所

パルス中性子実験室

その他

参考文献
M.Hino et al., The ion beam sputtering facility at KURRI: coatings for advanced neutron optical devices, Nucl.Inst.Meth. A797 (2015) 265.
S.Tasaki et al.,  Facility for the development of the multilayer neutron mirror at KUR, Nucl.Inst.Meth. A355 (1995) 501.

X線反射率計

装置担当者

日野正裕

装置の利用目的・特徴

薄膜・多層薄膜の深さ方向の平均的な内部構造がサブナノメートルの分解能で分かる。 ここで内部構造とは、膜の厚さ(多層膜では各層の厚さ)及び密度を意味する。、表面・界 面粗さ等も非破壊で評価できる。リガク ATX-H型のX線反射率計であり、比較的簡便に短時間 に測定可能である。ただし、鏡面の出ていない試料や厚い膜(>0.1μm)の測定には適さない。

主なスペック

試料サイズ※1 φ100mm×厚さ3mm以下(30×15mm程度以上が望ましい)
反射率※2 10-6程度まで測定可能
測定手法 θ-2θ測定(2θスキャンも可能)
Cu:Kα(波長0.154nm)
ダブルスリット及びGe(440)のチャンネルカットモノクロメータ
測定時間※2 10分~1日
※1 ある程度の平行度も必要。そのため厚さは0.5mm以上が望ましいことが多い。
※2 あくまで目安。試料の状態による。

設置場所

パルス中性子実験室

その他

・参考文献
 例えば、X線反射率法入門(講談社サイエンティフィク) 櫻井健次(編)

三次元表面構造解析顕微鏡

装置担当者

日野正裕

装置の利用目的・特徴

非接触光学式、走査型白色干渉計。表面を非接触でnmの高さ分解能で表面形状が3次元マップで分かる。

主なスペック

垂直分解能0.1nm程度(数μmの段差も可能)。

設置場所

中性子導管準備室

多層膜磁化測定装置

装置担当者

日野正裕

装置の利用目的・特徴

磁気(多層)膜の磁化状態を測定するための試料振動型磁力計(VSM:Vibrating Sample Magnetometer)。主に高性能中性子鏡製造装置で製作した(多層)薄膜の中性子実験のための事前評価に用いられる。

主なスペック

玉川製作所製で、試料サイズは8×8mm程度以下、一定周波数で試料を振動させ、試料近傍の検出コイルにおける誘起起電力の大きさから、磁化の強さを求める。試料の温度は、室温のみで最大印可磁場(H)は0.25kOeまでで磁化曲線(B-H)が得られる。これにより最大磁気モーメント、保持力、残留磁化、透磁率、透磁率等の情報が得られる。

設置場所

中性子導管準備室

メスバウアー分光装置

<

非密封線源用
冷凍機型クライオスタット(トレーサ棟)


強磁場メスバウアー分光用
超伝導マグネット(ホットラボ棟)

装置担当者

北尾真司

装置の利用目的・特徴

メスバウアー分光を行うための実験装置で、線源の核種や寿命、対象核種の密封・非密封の別、測定温度変化 (低温、高温)、磁場印加など、実験条件や目的に合わせて、測定条件の異なる様々なメスバウアー分光装置があります。 一体的に管理していますので、書類に記入する際は「メスバウアー分光装置」と記入すれば結構です。 具体的な装置については、必要に応じて適切な装置を使いわけて測定を行います。


主な実験装置
・フロー型クライオスタット:測定温度 4K~室温(液体ヘリウム)、77K~室温(液体窒素)
・冷凍機型クライオスタット:測定温度 10K~100K程度
・強磁場メスバウアー分光用超伝導マグネット:最大印加磁場8T、および14T
・高温測定用チャンバ:測定温度 室温~573K程度
・内部転換電子メスバウアー分光装置(CEMS):表面測定用、測定温度 室温

主なスペック

実験条件の組み合わせによっては、測定が難しい場合もありますので、詳細についてはご相談ください。

密封線源によるメスバウアー分光

随時、実験が可能です。
メスバウアー対象核種線源核種半減期公称放射能
Fe-57Co-57271.79日1.85GBq
Sn-119Sn-119m293.1日740MBq
Eu-151Sm-15190年1.85GBq

非密封線源によるメスバウアー分光

KUR照射にて線源を生成しますので、KURの運転に合わせた実験を行います。
メスバウアー対象核種線源核種半減期使用する照射設備
Te-125Te-125m57.4日 炉心照射または水圧輸送管
I-129
(放射性同位体)
Te-129m 33.6日
Te-129 69.6分 圧気輸送管
Au-197Pt-197 18.3時間

典型的な測定条件と実験装置

・Fe-57、Sn-119、Eu-151メスバウアー分光(密封線源)
 随時、低温測定、高温測定、強磁場下測定が可能です。
 磁場下測定では、最大8Tまたは最大14Tの超伝導マグネットが使用可能です。磁場下の測定温度は、通常4~100Kで行います。(100K以上は要相談)


・Te-125、I-129、Au-197メスバウアー分光(非密封線源)
 KUR照射にて線源を生成し、通常は冷凍機式クライオスタットにて10~20K程度にて測定を行います。 20K以上の測定も可能ですが、メスバウアー核種の特性上、高温になるほど測定が難しくなります。)
 強磁場下測定では、最大8Tの超伝導マグネットが使用可能です。

設置場所

トレーサ棟 機器分析室No1,物理実験室No3, No5 放射線管理区域内
ホットラボ棟 ホットケーブ室 放射線管理区域内

その他

・上記以外のメスバウアー核種や実験条件も準備中です。ご希望がありましたら可能性を検討しますので、ご相談ください。
・メスバウアー分光の実験条件については以下のウェブページもご参考ください。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NRP/riyo/kyodoriyo.htm

摂動角相関(PAC)測定装置

装置担当者

大久保嘉高、谷垣 実

装置の利用目的・特徴

 電子などとの相互作用によって生じる原子核のエネルギー準位の分裂の大きさを、放射性原子核から放出される 2本のカスケードガンマ線の角度分布の時間変化(歳差運動)を観測することによって、測定する。物質中の電子 の状態、物質構造、原子拡散、格子欠陥などの研究に利用できる(核物理の分野では、不安定原子核の電磁気モ ーメントの測定に利用できる)。
 検出効率の高いガンマ線を計測するので、プローブ核の個数は極端に少なくてよい。観測の時間窓は数100ns以下と短い。 外磁場のない条件でも核スピンの緩和現象が観測できる。固体だけでなく液体の研究にも使用できる。

主なスペック

4台のBaF2シンチレーション検出器とNIMモジュールから構成される。時間分解能は500ps程度。 プローブ原子核を含む試料の温度を1000℃付近まで変えることが可能。

設置場所

トレーサ棟 物理実験室No.1 放射線管理区域内

その他

利用例を示す最近の論文(括弧内はプローブ核の製造設備を示す)

Characteristic Local Association of In Impurities Dispersed in ZnO, W. Sato, S. Komatsuda, and Y. Ohkubo, Phys. Rev. B 86 (2012) 235209(1-5). (ニューマ)
Magnetic Moment of the 2083 keV Level of 140Ce Y. Ohkubo, A. Taniguchi, Q. Xu, M. Tanigaki, N. Shimizu, and T. Otsuka, Phys. Rev. C. 87 (2013) 044324(1-5). (ISOL)

動的光散乱装置(DLS)

装置担当者

井上倫太郎、守島健

装置の利用目的・特徴

溶液中の粒子の粒径、拡散定数、分散性の評価が可能です。タンパク質の凝集状態の測定も行えます

主なスペック

機種名 : ALV-5000 (ALV)
光源 : He-Neレーザー(波長 632.8 nm)
測定粒径範囲 : 1 – 1000 nm
測定温度範囲 : 0 – 80℃

設置場所

研究棟 114号室

Cu線源 X線小角散乱装置(Cu-SAXS)

装置担当者

佐藤信浩、杉山正明

装置の利用目的・特徴

物質のナノ構造評価を行うことが可能です。銅ターゲット線源からのX線を利用して、 主にソフトマターや生物試料の構造解析を行います。

主なスペック

機種名 : NANOPIX (リガク)
線源 : Cu回転対陰極線源(Micromax 007HFMR)
波長 : 0.154 nm
検出器 : HyPix-6000(リガク)
測定q範囲 : 0.02 – 40 nm

設置場所

研究棟 114号室

Mo線源 X線小角散乱装置(Mo-SAXS)

装置担当者

井上倫太郎

装置の利用目的・特徴

物質のナノ構造評価を行うことが可能です。モリブデンからの高エネルギーX線を利用して鉄鋼などの 無機固体材料や有機溶媒試料など、X線が透過しにくい試料の測定に適しています。

主なスペック

機種名 : NANO-Viewer (リガク)
線源 : Mo回転対陰極線源(Micromax 007HF)
波長 : 0.07nm
検出器 : Pilatus 100K(DECTRIS)
測定q範囲 : 0.1 – 9 nm

設置場所

研究棟 114号室

4軸X線回折計


装置担当者

川口昭夫

装置の利用目的・特徴

回転対陰極型X線発生装置を用いた広角X線回折による結晶構造解析が可能。

主なスペック

・RU-300
 リガク製、定格出力 60kV x 300mA、Cu
 R-AXIS VII(リガク製)
 +"CrystalClear"(同、ver.1.3)
 +試料冷却装置
 自動測定による構造解析が可能です。
 (試料交換は自動ではありません。)
・RU-200
 リガク製、定格出力 60kV x 200mA、Mo )
 平板カメラ、または4軸回折計
 AFC-5(リガク製)を用いた単結晶回折装置
 平板カメラは「イメージングプレート読み取り装置」(別掲)を使用して回折強度を測定します。

設置場所

X線回折装置室

イメージングプレート読み取り装置

装置担当者

川口昭夫

装置の利用目的・特徴

X線用・中性子用・医療用のイメージングプレート(IP)に記録された放射線を、2次元強度として読み取り可能。

主なスペック

・BAS-2500
 富士フイルム(現・GEヘルスケア)製
 フラットベッド式。最大20cm x 40cm まで。
 “Image Reader (ver. 1.8)” および “Multi Gauge (ver.3.0)を使用して 測定・強度解析・データ記録を行う。
・消去器

設置場所

低速中性子室

その他

・老朽装置のため、立ち上げ作業に手間取ることがあります。利用希望の場合には 1、2週間程前に担当者までご連絡下さい。
・IPは持ち込みでも構いませんが、フラットベッド式の特性上、フィルムの ローディングに支障が出る場合があります。予め担当者にお問い合わせ下さい。
・X線回折装置との併用により、広角X線回折測定(WAXD)にも対応します。

タンパク質自動結晶化装置(オイルバッチ静置法)微量タイプ

装置担当者

森本幸生

装置の利用目的・特徴

タンパク質溶液を、各種沈殿剤溶液と混合しオイルドロップの中に注入し静置することにより結晶を作成する。最少混合溶液は、1マイクロL+1マイクロL。
96ウェルプレートに、96種類のドロップを作成(条件検索)する。1プレートに約1時間。
混合溶液は、タンパク質以外でも可(ただし不揮発性溶液)。

主なスペック

Douglas Instruments IMPAX
1+1マイクロL x 96種類の自動溶液混合

設置場所

廃棄物処理棟 生化学実験室 放射線管理区域内

その他

微量混合(水溶液)での条件検索には利用可能。

超純粋製造装置

装置担当者

木野内忠稔

装置の利用目的・特徴

動植物細胞培養・機器分析レベルの超純粋の提供。

主なスペック

比抵抗値:18.2MΩ・cm、製水能力:3L/時間(30Lまで貯水可)

設置場所

トレーサ棟 化学実験室1 放射線管理区域内

製氷装置

装置担当者

木野内忠稔

装置の利用目的・特徴

約10mm立方のチップアイスの提供。

主なスペック

製氷能力:約50kg/日、貯氷量(最大ストック量)約18kg

設置場所

トレーサ棟 生物実験室1 放射線管理区域内

マルチラベルプレートリーダー

装置担当者

木野内忠稔

装置の利用目的・特徴

96穴プレートを用いた蛍光・化学発光・吸光度の測定。

主なスペック

オートインジェクター付き(スタッカー無し)

設置場所

トレーサ棟 分光分析室1 放射線管理区域内

その他

RIの使用不可

高感度CCDカメラ

装置担当者

木野内忠稔

装置の利用目的・特徴

ゲル中の生体高分子の画像解析。

主なスペック

化学発光、蛍光検出、可視検出に対応する冷却CCD

設置場所

トレーサ棟 生物実験室1 放射線管理区域内

その他

RIの使用不可

タンパク質自動結晶化装置(溶液分注蒸気拡散法)

装置担当者

森本幸生

装置の利用目的・特徴

タンパク質溶液を、各種沈殿剤溶液と混合しオイルドロップの中に注入し静置することにより 結晶を作成するタンパク質溶液を、各種沈殿剤溶液と混合しドロップを作成し、外液との蒸気平衡 により結晶を作成する。最少混合溶液は、10マイクロL+10マイクロL。24ウェルプレートに、24種類の ドロップを作成(条件検索)する。1プレートに約1時間。混合溶液は、タンパク質以外でも可(ただし不揮発性溶液)。

主なスペック

10+10マイクロL x 24種類の自動溶液混合
主に大型結晶作成用

設置場所

廃棄物処理棟 生化学実験室 放射線管理区域内

その他

2液混合・微量混合(水溶液)での条件検索には利用可能

タンパク質精製用液体クロマトグラフィーポンプ

装置担当者

森本幸生

装置の利用目的・特徴

細胞破砕溶液からタンパク質を粗抽出する。カラムの種類に応じて精製を行う。カラムの種類によりイオン交換、 分子ふるい、分画が可能。 分析カラムではなく大量分取用。 加圧限界は1 MPaであり、液クロシステムの中では低圧ポンプに属する。 大量の破砕液を一度に精製することが可能。タンパク質の粗精製から最終精製まで、凡そ全ての低圧クロマトグラフィー精製を行うことができる。

主なスペック

GE AKTA 加圧限界 1 MPa

設置場所

研究棟1F生物実験室

その他

大量精製に利用。低圧カラムバリエーションが豊富。

高速冷却遠心機

装置担当者

森本幸生

装置の利用目的・特徴

生体試料用遠心分離装置。最大250 mL×6本 (合計1.5 L)の溶液を一度に遠心することが可能であり、 菌体回収や超音波破砕液の遠心に適している。また、小ローターの最大回転毎分は21,000 rpmであり、 高速遠心を行うこともできる。ただし安全上18,000rpmが望ましい。

主なスペック

SAKUMA 50A-IVD
250 mL x 6本 8000 rpm
50 mL x 6本 21,000 rpm

設置場所

研究棟1F生物実験室

野外型実験動物飼育装置



業務用口スナイLGH-25RS5型

エアーマティック製加湿器

HEPAフィルター

活性炭フィルター クラコ製ユニセル吸着ユニット

装置担当者

増永慎一郎、鈴木 実、福井真澄

装置の利用目的・特徴

実験動物を用いる共同利用研究者の実験動物(マウス及びラットのみ)を飼育・飼養しておくための実験所内の実験動物飼養管理施設。 放射線管理区域外の実験動物飼養施設であり、研究炉で照射された実験動物はトレーサー棟動物飼養施設で飼育後、バックグランドレベルに 放射化が至っていることを確認し、所内の手続きを経て持ち出された実験動物のみを飼育する。

主なスペック

三菱電機製業務用口スナイLGH-25RS5型 処理風量250m3/Hr 全熱交換器
エアーマティック製 加湿量6Kg/Hr 電源3φ200V加湿器
HEPAフィルター ムンタース製 処理風量15m3/min
活性炭フィルター クラコ製ユニセル吸着ユニット

設置場所

粒子線腫瘍学研究センター動物実験室向かい。動物実験委員会によって、実験動物飼養管理施設として承認されている。

その他

飼養管理可能な実験動物の数には制限があるため、関係の手続きが完了している場合でも、装置担当者との事前の打ち合わせを必ずしておくこと。

全身用X線CT診断装置

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

・医療照射のための治療計画用診断画像の取得に利用
・マウス、ラット等の小動物の照射後の経過観察にも利用可

主なスペック

日立メディコ製全身用X線CT診断装置ECLOS-4
・スライス厚:10mm±10%, 7.5mm±10%, 5mm±10%, 3.75mm±10%, 2.5mm+20%/-15%, 1.25mm+30%/-20%, 0.625mm±40%
・空間分解能
1. 頭部用   :50%MTF:3.7lp/cm±0.5lp/cm, 10%MTF:6.5lp/cm±0.7lp/cm
2. 体幹部用  :50%MTF:4.0lp/cm±0.5lp/cm, 10%MTF:6.9lp/cm±0.7lp/cm
3. 最大分解能用:50%MTF:12.2lp/cm±1.2lp/cm, 10%MTF:14.7lp/cm±1.5lp/cm

設置場所

イノベーションリサーチラボ医療棟2階CT室

その他

・利用の詳細は、装置担当者に直接問い合わせること。

ICP-AES

装置担当者

鈴木 実、近藤夏子

装置の利用目的・特徴

・試料中の元素を多元素同時で定性・定量分析
・医療照射のための血液中硼素濃度測定に利用

主なスペック

島津製マルチタイプICP発光分光分析装置ICPE-9000
・波長範囲:167nm~800nm
・分解能 :≦0.005nm@200nm
・検出限界:ppb~ppm

設置場所

イノベーションリサーチラボ医療棟3F血液検査兼診察室

その他

・加速器治験が実施されていない期間にのみ利用可。
・利用の詳細は、装置担当者に直接問い合わせること。

SPF野外型実験動物飼育装置

装置担当者

鈴木 実、近藤夏子、福井真澄

装置の利用目的・特徴

・SPF(無菌)での実験動物の飼育・飼養

主なスペック

日軽パネルシステム株式会社製
・温度設定範囲:+5℃~45℃
・昼夜の明暗を自動制御

設置場所

トレーサー棟北側屋外

その他

利用の詳細は、装置担当者に直接問い合わせること

クリーンベンチ

装置担当者

鈴木 実、近藤夏子、福多かおり

装置の利用目的・特徴

主に実験で使用する培養細胞の無菌操作を行うことを目的とした設備である。

主なスペック

日本医化器械製作所製クリーンベンチVWP-1000
・直気流方式・循環気流方式・両面作業型
・フィルタ:HEPAフィルタ
・風速:0.3~0.5 m/s
・風量:16 m3/min

設置場所

トレーサー棟生物実験室No.3A 放射線管理区域内

その他

使用希望者が多い時は、出来る限り多くの研究者が使用できるように使用時間を制限させていただくことがあります。

インキュベータ


装置担当者

鈴木 実、近藤夏子

装置の利用目的・特徴

培養細胞を目的とした設備である。

主なスペック

三洋(パナソニックヘルスケア社)製CO2インキュベータMCOシリーズ
ヒラサワ製CO2インキュベータCPDシリーズ
・温度設定範囲:+5℃~50℃
・炭酸ガス濃度:0%~20%

設置場所

トレーサー棟生物実験室No.3A 放射線管理区域内

その他

※通常、設定温度37℃、CO2濃度 5.0%で設定しています。無断で設定を変えないようにお願いします。 設定変更される場合は、御相談下さい。
※使用希望者が多い時は、出来る限り多くの研究者が使用できるように使用時間を制限させていただくことがあります。

クリオスタットミクロトーム

装置担当者

鈴木 実、近藤夏子

装置の利用目的・特徴

凍結組織切片作製

主なスペック

ライカCM1850
・温度設定範囲:-35℃~0℃
・切片厚設定範囲:1μm%~60μm
・最大資料サイズ:55mm×55mm

設置場所

トレーサー棟生物実験室No.3B 放射線管理区域内

細胞DNA 解析装置

装置担当者

増永慎一郎、田野恵三

装置の利用目的・特徴

放射線やその他の細胞内外ストレス負荷後の細胞周期の乱れ、或は細胞死の計時的、定量的な解析を行なえる。また蛍光物質で標識された蛋白の細胞内カイネテックスの解析が行なえる。

主なスペック

1)ベクトン&デッキソン社 FACS can フローサイトメーター
488 nm半導レーザーと633nm He-Neレーザー標準搭載されている。細胞のソーテンテング能力は無い。

2)バイオラッド社製 Tali 蛍光光度解析システム
ベンチトップ型蛍光光度計 光学3チャンネル 明視野、緑蛍光、赤蛍光
励起波長 458nm LED と530 nm LEDが搭載されている。

設置場所

原子力科学館粒子線生物学分野実験室

その他

担当者との事前の打ち合わせを必ずしておくこと。

ESR(電子スピン共鳴装置)

装置担当者

齊藤 毅

装置の利用目的・特徴

不対電子を有する化学種(常磁性種)の検出、同定、定量を行うことができる。γ線照射装置に併設されているため、γ線照射直後の試料の測定が可能。

主なスペック

JEOL JES-TE200
基準周波数:8.800~9.600 MHz
感度:7 × 109 / 0.1 mT(100 kHz 磁場変調にて、最大出力 200 mW)
分解能:100 kHz 磁場変調にて、4 mm × 43.5 mm で 2.35 uT 以上

設置場所

コバルト60ガンマ線照射施設測定室 放射線管理区域内

蛍光分析装置

装置担当者

齊藤 毅

装置の利用目的・特徴

物質の蛍光スペクトルの測定ができる。液体窒素デュワーの使用により液体窒素温度での測定も可能。

主なスペック

HITACHI分光蛍光光度計F-4500
感度:S/N 100 以上(水ラマン光:励起波長 350 nm、スリット 5 nm)
光源:150 W Xeランプ 測定波長範囲:200~730 nm
分解:1.0 nm 波長正確度:± 2 nm 以内

設置場所

トレーサー棟分光分析室 放射線管理区域内

液体クロマトグラフ(LC-MS)質量分析装置

装置担当者

藤井紀子、高田匠

装置の利用目的・特徴 目的

分子の質量を測定することにより、分子の構造を決定するための装置。蛋白質の同定、アミノ酸配列決定、翻訳後修飾などが分析可能。
LC部はナノHPLC 質量分析はイオントラップ型 

主なスペック

LC部はナノフロー型低流速液体クロマトグラフを使用しているため、微量分析(フェントモルレベル)に対応。 質量分析部はイオントラップ型でMS/MS解析による蛋白質同定が簡便かつ迅速に行える。またデータ依存的スキャ ンにより化合物の構造情報を詳細に得られる。イオン源は大気圧イオン化法のESI

設置場所

廃棄物処理棟生化学実験室

その他

装置は混み合うことがありますので、ご希望の日程で利用できないことがあります。

X線照射装置

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

細胞、小動物(マウス等)に対して、大量のX線照射が可能である。装置自体が安全防X線構造であるため、管理区域設定をせずに設置可能である。

主なスペック

SOFTEX M-150 WE
出力:最大管電圧 150kVp、最大管電流 10mA(30分)、3mA(3分)
漏洩線量:装置表面において1μSV/h 以下

設置場所

イノベーションリサーチラボラトリ・医療棟 放射線管理区域内

トレーサ棟生物実験室3C内動物飼養施設

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

管理区域内に設置された動物飼養施設であり、研究炉で照射された小動物を一時的(1週間程度を想定)に飼育する施設である。

主なスペック

室内条件:温度25℃ 湿度60% 清浄度 クラス10000相当
飼育可能匹数:ラット60匹 あるいは、マウス150-200匹

設置場所

トレーサー棟生物実験室3C 放射線管理区域内

クリーンベンチ

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

照射試料となる細胞の処理等に使用する。

主なスペック

通常は4人で使用、最大同時に6人で使用可能

設置場所

イノベーションリサーチラボ医療棟3階 

CO2インキュベーター

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

細胞の培養に使用。

主なスペック

普及型の通常の細胞培養用

設置場所

・イノベーションリサーチラボ
・粒子線腫瘍学研究センター実験室 

小動物安楽死装置

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

小動物を安楽死させるために使用。

主なスペック

動物実験に関するガイドラインで推奨されている炭酸ガスにより小動物を安楽死するための装置
マウスを収納しているケージごと設置可能で40-50匹のマウスを1度に安楽死させることが可能。

設置場所

粒子線腫瘍学研究センター第2実験室 

屋外小動物飼育施設

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

小動物の飼育に使用。Coldの小動物の飼育目的。

主なスペック

通常の小動物飼育施設。

設置場所

粒子線腫瘍学研究センター第2実験室 

遠心機

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

細胞の分離等に使用。

主なスペック

普及型の通常の遠心機。遠心時の温度調節が可能。

設置場所

粒子線腫瘍学研究センター実験室 

ディープフリーザー

装置担当者

鈴木 実

装置の利用目的・特徴

凍結試料等の保存。

主なスペック

普及型の通常の-30°ディープフリーザー

設置場所

イノベーションリサーチラボ医療棟