平成17年10月1日

「入射器システムの第1期更新作業終了」

7月中旬から行っておりました入射器(電子銃、駆動電源)の第1期更新作業が終了しました。 8月下旬より共同利用を実施しながらマシンスタディーを重ね、現在順調に動いております。 電子銃はこれまでARCO社のModel 12(カソード面直径5cm)を使用していましたが、 生産中止となり予備品もないことから、EIMAC社のYU-156(カソード面直径2cm)に変更しました。 ビーム径が小さくなったことにより、加速管やビーム輸送系でのビーム損失が少なくなりました。 パルサーなどの駆動電源もすべて更新し、安定にビームを供給することが可能になっています。
第2期更新作業は、短パルスモード(2〜20ns)の追加を今年度中に実施する予定です。