世界のエネルギー需要が年々増加するなか、環境、コスト、安全性、また諸外国の政情などを勘案し、
 日本及びアジア諸国の将来におけるエネルギー安全保障、電源ベストミックス、核管理などのテーマについて
 国際的な視野から研究しています。
  地球温暖化対策、電力事業の規制緩和が謳われる時代で、主力エネルギーである火力発電や
 原子力発電の位置付け、自然エネルギーの可能性について考察し、
 世の中に新たな視点・提案を発信することを研究の目的にしています。


 
目 次 

1. 電力源のベストミックス(最適組み合わせ)に関する科学的考察


2. 核不拡散、保障措置、核物質防護、核燃料輸送、臨界安全、
          放射性廃棄物管理などの核問題に関する研究



3. 中 性 子 核 分 裂 に 関 す る 研 究 


4.太陽光発電の普及に伴う国内地域別電力ピークカット効果


5.原 子 力 発 電 の 外 部 性 に 関 す る 研 究



1. 電力源のベストミックス(最適組み合わせ)に関する科学的考察


  ベストミックスとは?・・・各電力源の長所、短所から推定された最適な電力源の構成比率のこと。
  我が国の一次エネルギー、電力設備について、国際的視野から、資源・環境・経済性などに加え、
 安全保障、電力源のベストミックス(最適組み合わせ)などについて研究している。
  現在の主力エネルギーである火力(石油、石炭、天然ガス)、水力(揚水ダムを含む)、原子力の他、
 核融合、太陽熱、地熱、風力など、中でも原子力の将来のあり方について考察します。





2. 核不拡散、保障措置、核物質防護、核燃料輸送、臨界安全、
            放射性廃棄物管理などの核問題に関する研究


  核問題全般にわたり核不拡散、保障措置、核防護、核物質輸送、臨界安全、廃棄物の処理・処分などの
 具体的テーマについても取り組みます。

   (1) 核物質の中性子核分裂に関する研究
   (2) 臨界実験装置を用いた臨界安全の研究
   (3) 燃焼度クレジットを考慮した燃料貯蔵・輸送における効率化に関する研究
   (4) 核物質をめぐる国際情勢の調査・分析、保障措置技術に関する研究
   (5) 施設や輸送における核物質防護システムの考え方に関する研究




3. 中性子核分裂に関する研究


  原子力発電の燃料であるウラン(U)やプルトニウム(Pu)は、中性子を吸収して核分裂を起こし、
 いろいろな核種を生成する。分裂の仕方にはいろいろなモードがあります。



4.太陽光発電の普及に伴う国内地域別電力ピークカット効果


  国内の電力需要、特に最大需要量(夏季ピーク時)は年々増加の傾向にあり、
 今後も新規発電所の必要性は謳われていくでしょう。
  また、電力負荷率(電力平均出力を最大出力で割ったもの)も悪化の傾向にあり、
 発電設備稼働率は年々低下してきています。これらを緩和する手段として太陽光発電のピークカット効果に
 着目しました。




5.原子力発電の外部性に関する研究

 今まで評価されていなかった原子力の様々な影響について、アンケートなどを用いた評価・分析を行っています。



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