ベラルーシ国内ニュース

2003年4-6月


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2003年6月

03/06/02
フランス、ドイツ、イギリスの大使が5月30日、ベラルーシのユダヤ人社会への連帯を示すため、イスラエル大使とともに、ミンスクのユダヤ人虐殺メモリアルを訪問した。この行動は、5月26日におきた、ヤマ・虐殺メモリアルを冒涜した反ユダヤ事件に対応したもの。ユダヤ人団体によると、ベラルーシ政府の態度が反ユダヤ事件をあおっている。

03/06/03
情報相から3ヶ月間の発行禁止処分をうけた“Belorusskaya delovaya gazeta”紙が3日、別の新聞社の協力により、“Salidarnasts”のタイトルで発行された。Belorusskaya delovaya gazetaのKalinkina編集長によると、他の新聞からもタイトル提供の申し出がある。

03/06/05
新たに結成された民主主義ブロック「自由ベラルーシ」は4日、議会選挙を通じて現体制の変更を求めると宣言した。自由ベラルーシは、2004年の国民議会選挙で、110のすべての選挙区に候補を立てる予定である。

03/06/06
情報省は5日、発行禁止処分を受けたBelorusskaya delovaya gazetaを先週、別のタイトルで印刷した、ミンスクの印刷会社支配人Tseleshをクビにした。情報省はまた、タイトルを貸した週刊誌Ekhoを発行禁止にし、他の出版社にもBelorusskaya delovaya gazetaにタイトルを貸すことを禁じた。

03/06/09
ロシア財務大臣Kudrinはミンスクで8日、2005年1月1日からの統一通貨導入に関する協定草案がミンスクとモスクワの間で合意された、と述べた。しかし、協定の詳細は明らかにされなかった。

03/06/09
情報省は7日、Navinki誌を3ヶ月間の発行禁止にし、最新号の配布を差し止める措置をとった。Navinkiの編集長Kanavalchykは先月、ルカシェンコ大統領を中傷した罪で罰金刑を受け、同誌は出版法に違反したとして2回の警告を受けていた。

03/06/10
最高裁判所は9日、不法な事務所の開設とスタンプの使用を理由に、青年キリスト教社会同盟の閉鎖を命令した。同盟副議長のKazakevichによると、弾圧の理由は、同盟が春の地方選挙に候補者を出し、統一市民党と協力したことである。

03/06/11
ルカシェンコ大統領は10日、ベラルーシの民間航空が、3?5年以内に国際レベルに達するよう改善されるべきだ、と述べた。ベラルーシには現在、EUの騒音と大気汚染基準を満たす飛行機は2機しかない。ボーイング4機とEmbrayer2機を数年内に購入する必要がある。

03/06/12
警察当局は11日、発行禁止処分を受けているBelorusskaya delovaya gazeta紙の記事を掲載した、Predprinimatelskaya gazeta紙1600部を押収した。当該紙は15000部が、ロシアのスモレンスクで印刷されミンスクに運ばれてきた。

03/06/13
Navitski首相とベラル?シのFilaretロシア正教会主教は12日ミンスクで協力協定に調印した。Filaret主教は、昨秋に採択された新宗教法を評価したが、ロシア正教は特権的な地位を求めてはいない、と述べた。

03/06/18
反対派リーダー5人(ベラルーシ人民戦線、統一市民党、ベラルーシ労働党、ベラルーシ社会民主評議会、ベラルーシ共産党)が17日、ベラルーシ議会を認知しないよう国際社会に向けてアピールを出した。アピールによると、ベラルーシ議会は、些細な法律違反で政党を禁止できる法案を採択したが、これは、来年の議会選挙や、ルカシェンコ大統領の任期延長に向けてのキャンペーンである。

03/06/18
ゴメリ州裁判所は17日、州最大のNGOである市民イニシアティブに対し閉鎖命令を出した。裁判所は、市民イニシアティブが不許可パンフレットなどを配ったという当局の主張を認めた。

03/06/19
ルカシェンコ大統領は18日、ロシアとの通貨統合は、ベラルーシ・ロシア間の他のすべての合意事項が実施されてからのみ実現するであろう、と述べた。「共同防衛、共同外交、共同議会・大統領といった課題が解決されなければ、統一通貨を導入することはできない」と語った。

03/06/19
ルカシェンコ大統領は18日、反対派などが国家に不安定をもたらすならば、現在の任期がおわる2006年以降も権力にとどまることを目指す、と述べた。そして、次期大統領選に出馬する際には、大統領の再任を問う国民投票を行うと述べた。

03/06/20
国立人文学院の生徒と父兄、約200人が19日、教育大臣による新校長の指名に抗議してミンスクの大統領府周辺で不許可デモを行った。国立人文学院は、すべての教科をベラルーシ語で行うベラルーシ唯一の学校であるが、新校長Scherbachevichはベラルーシ語を話さない。

03/06/23
ベラルーシでもっとも著名な現代作家Bykauが22日、ミンスクで死亡した。79歳であった。Byakuは晩年、ルカシェンコ体制をさけて、フィンランド、ドイツ、チェコで暮らしていたが、今年4月の手術ののち、ミンスクに戻っていた。Byakauは1960年代に有名になり、ベラルーシ反対派からは「国の良心」と見なされていた。

03/06/24
情報省は23日、Predprinimatelskaya gazeta紙に対し、警告を発するとともに、3カ月間の発禁処分にした。警告の対象は、政府系印刷所の所長Tseleshの解任に関する「合法化された不法状態」という記事であった。最近ベラルーシで発禁処分となった新聞は、これで4つめである。

03/06/25
モスクワのベラルーシ大使館は24日、ベラルーシの作家Bykauの死に関連して、ロシアのメディアが挑発的なレポートを行っていると表明した。ロシアのメディアはBykauを、「反体制」「亡命者」として扱っているが、どこに住むかはBykauの自由であった、というのが大使館の主張である。

03/06/25
ルカシェンコ大統領は24日、ベラルーシのガスパイプライン運営会社Beltranshazを、ロシアのガスプロム社に安売りはしない、と述べた。大統領によると、Beltranshazは適正な市場価格で売却され、25億ドル程度である。ガスプロム社の申し出価格は6億?8億ドルであった。

03/06/26
ミンスクの文学者の家で25日、22日に死亡した作家Bykauの葬儀が行われ2万人以上が参加した。約1万人が墓地までの行進に加わった。葬儀への政府からの代表であったHulyaka文化相は、Bykauの遺体が息子によって「白・赤・白」のベラルーシ国旗に覆われると葬儀を後にした。「白・赤・白」のベラルーシ国旗の使用をルカシェンコ政権は禁止している。

03/06/30
ベラルーシ外務省は28日、ロシアNTVテレビのSelin記者を国外追放にした。Selin記者は、作家Bykauの葬儀に際し、独立ベラルーシの初代元首Shushkevichのインタビューを放映し、Shushkevichは「ベラルーシでBykauの本を読んでいないのはルカシェンコだけである」と述べた。

03/06/30
ベラルーシ政府は27日、国立人文学院を閉鎖した。教師全員が解雇され、学校施設はミンスク市行政執行委員会に引き渡される。同校は、ベラルーシ語ですべての授業を行っていたが、ベラルーシ語を話さない校長の任命に教師と生徒が反対していた。
 
 


2003年5月



03/05/02
米国の民主化推進組織「フリーダムハウス」は4月30日、世界各国のマスコミの自由に関する「プレスの自由2003年報告」を発表した。その報告によると、東欧・旧ソ連の27カ国のうち、“自由”は9カ国、“部分的自由”は8カ国、“自由でない”は10カ国であった。ベラルーシとウクライナはともに、“自由でない”。

03/05/02
グロードゥノ市のレーニン広場で5月1日、約2000人が集まってメーデーの公式集会が開かれた。モギリョフ市では約4000人、ブレスト市では1500人が集まって集会が開かれた。ミンスク市では、メーデー集会は許可されず、労働組合が公園で「人民フェスティバル」を開いた。

03/05/05
ルカシェンコ大統領は、新たに任命したスポーツ省次官に対し、2004年夏のアテネオリンピックにおいて、25個以上のメダルを獲得するよう期待している、と語った。2000年夏のシドニーオリンピックでのベラルーシのメダルは17個だった。

03/05/06
ゴメリ州の指導的NGO「市民イニシアティブ」のリーダーKarnyayenkaは5日、ゴメリ州執行委員会より先週、市民イニシアティブが法的解散の対象になっていると告げられた、と述べた。州当局によると、イニシアティブは不正なレターヘッドを使ったり、新メンバーの登録手続きに違反した。

03/05/09
ミンスクのダウンタウンで8日、約80人が参加して、反対派政治家Zakharankaの失踪4年をちなむ「人間の鎖」が行われた。同日、共和国党議員Fralouは、反対派政治家ZakharenkaとHanchar、実業家Krasouski、ジャーナリストZavadskiの失踪を調査する独立委員会を国民評議会に設置すると表明した。

03/05/12
ルカシェンコ大統領は、対独戦勝記念日の9日ミンスクで、退役軍人の行進を先導した。大統領は演説で、「ベラルーシは平和と民主主義をめざしており、その一貫した姿勢は、国際組織や国際法を無視している連中の都合に合わない」と述べた。

03/05/11
未登録反対派の青年組織Razamの活動家数十人がグロードゥナで、国章と国旗の日の11日、政府が組織した集会でキャベツの葉を配った。キャベツは、1995年の国民投票で制定された国章を揶揄している。

03/05/13
ベラルーシの環境グループは12日、世界遺産のBelavezha森の保護に失敗していることを当局がごまかそうとしていると批判した。NGOのTerra-Kanventsyyaによると、司法省や内閣は、風や虫害によって木が痛んでいると言っているが、本当の状況を把握しておらず、森は大統領府の管理下にある。

03/05/14
ミンスクで13日、Milex-2003と名付けられた兵器見本市が開催され、14カ国から130以上の展示参加があった。Sidorski第一副首相によると、約2000項目の展示があり、1年に2回開催されるこの見本市は、じきに世界的規模の兵器見本市になるだろう。

03/05/15
ルカシェンコ大統領は14日、社会保障を受けている人の数を減らす改革を行うよう、政府に命令した。ベラルーシでは、1000万人の総人口のうち700万人が社会保障を受けており、大統領によると、改革しなければ経済が崩壊する。2003年の社会保障予算は5200億ベラルーシルーブル(2億5600万ドル)である。

03/05/16
Bryhadzin教育大臣は14-15日にグロードゥノで開かれたセミナーで、大学学長に対し思想教育について指示した。Bryhadzinは、国立大学の任務は、ルカシェンコ大統領の政治路線に忠実な生徒を育てることであると述べ、ソビエト時代の思想担当講師制度の復活を示唆した。

03/05/20
ベラルーシ全国の学校で19日、ソビエト時代の祝日ピオネール友好の日を祝って、ピオネールの行進が行われた。9歳から14歳の子供が入るピオネールにベラルーシでは現在30万人が加盟している。ソビエト時代には90万人であった。

03/05/21
ミンスク地区裁判所は20日、風刺雑誌Navinkiの編集長Kanavalchykに対し、ルカシェンコ大統領を侮辱した罪で140万ベラルーシルーブル(約700ドル)の罰金を言い渡した。Navinki誌は、2001年の選挙キャンペーンポスターを使って、大統領を馬鹿にした風刺を掲載したとされている。

03/05/22
ベラルーシの検察は21日、Skrabets上院議員に対する刑事調査を開始した。Kanaplyou上院副議長によると、Skrabetsは、2000年の選挙で選ばれる前、貿易会社マネージャーの際に国家資金を詐取した。Skrabetsは、ルカシェンコ大統領路線の一部に反対しているRespublika派のリーダーである。

03/05/23
ミンスクで22日、約2000人の労働者が集まり、国の窮乏に抗議する集会を開いた。集会を主催したのは、政府の経済政策に批判的な2つの労働組合であった。

03/05/27
ベラルーシの2つの共産党のうちのひとつ、ベラルーシ共産党(PKB)は25日の大会で、新行動計画を採択し、Kalyakinを中央委員会リーダーに再選した。PKBはルカシェンコ政権への反対を維持する。

03/05/27
ベラルーシテレビは26日、グロードゥノ市で136人が髄膜炎の症状で入院した、と伝えた。同テレビは、グロードゥナで新型肺炎(SARS)患者が発生したという、先週のロシアでの報道を否定した。

03/05/28
ベラルーシ情報省は、国営配達業Belsayuzdrukと国営郵便Belposhtaに対し、ロシアの新聞Russkii vestnikを扱わないよう指示した。今年4月にユダヤ人組織が、同紙は人種差別、宗教差別を助長し、反ユダヤ主義をあおっている、と検察総局に嘆願していたもの。

03/05/29
9つの主要国営企業の労働組合が28日ミンスクに集まり、ベラルーシ産業労働者組合を結成し、ベラルーシ労働組合連盟(FPB)に加盟すると決定した。FPBは、名目は独立組合であるが、その議長Kozikは前大統領府次官であり、政府にコントロールされている。Kozikは、反対派独立組合リーダーである、Bukhvostau(自動車農業機械労働組合)とFyadynich(電機産業労働組合)を「祖国のパンより西側のシロップリンゴを好きな連中」と批判した。

03/05/30
Padhayny情報相は29日、民間紙Beloruskaya delovaya gazetaの発行を禁止した、と発表した。大臣によると、同紙は大統領のビジネスについて偽りの報道をしたため、先週に3回の警告を与えた。同紙は、発行部数6万5000?7万部で、ベラルーシで最も影響力のある独立系新聞である。
 
 


2003年4月

03/04/01
ベラルーシとロシアの専門家が3月31日、ロシア・ベラルーシ連邦の憲法草案をまとめた。草案によると、連邦には、最高評議会、議会、内閣、連邦裁判所が設置される。最高評議会の議長はベラルーシとロシアの大統領が交代で務める。

03/04/03
ナヴィツキー・ベラルーシ首相とカシヤーノフ・ロシア首相はモスクワで2日、ベラルーシ・ロシア連邦での共通中央銀行と付加価値税の徴税方法について話し合ったが、合意には至らなかった。2005年1月1日に予定されている、ベラルーシへのロシアルーブル導入に向けて、双方の中央銀行総裁がこれから毎週会談する。

03/04/03
7人の小売商が2日、2つの大統領令を廃止するよう求める嘆願書を国民評議会に提出した。ひとつの大統領令は、税金と社会保険料の引き上げで、もうひとつでは、3人以上を雇用している企業すべてに5月1日までに法人登録を要求している。

03/04/04
ルカシェンコ大統領は3日、ベラルーシのビール業者に対し、外国からの投資なしに、ベラルーシのビール産業を近代化できると語った。ベラルーシ政府は最近、ビール業者は原料を、とくに麦を、ベラルーシの集団農場から購入せねばならない、という決定を行った。

03/04/07
ベラルーシ上院は4日、街頭デモの規制を強化する法案を、賛成73反対5で採択した。法案によると、当局は、デモの際に騒動を起こした政党やNGOを禁止できる。Halavanau法務大臣によると、屋内集会や宗教集会には適用されない。

03/04/09
ルカシェンコ大統領は8日、ベラルーシ初の人工衛星を打ち上げるためのチームを作るよう命じた、と発表した。ベラルーシとロシアの研究者との会合で大統領は、両国共同の事業として自分が統括すると述べた。

03/04/09
ベラルーシ政府は8日、19日の土曜日を無償勤労奉仕の労働日「Subbotnik」とする政令を発表した。Subbotnikで得られた資金は、新国立図書館の建設にあてられる。

03/04/10
ロシアの主要ビール会社であるバルティカとアファナシビールは9日、ベラルーシでのビール販売を一時停止し、ロシアビール業者組合は、ロシア政府に対しベラルーシ物品の輸入割当制を導入するよう要請した。ベラルーシで4月1日から、ビールの輸入には、特別スタンプのある文書が必要となり、また税金省のリストにある問屋のみ輸入が許されることになったことに対応したもの。

03/04/10
ルカシェンコ大統領は9日、「晴れた空」と名付けられた軍事演習を10月に実施することを承認した。イラクで起きているような「大量攻撃」を想定して撃退する訓練を行う。

03/04/11
Fralou、Parfyanovich、Skrabets議員ら上院のRespublikaグループは10日、新たな政治・社会組織「ベターライフのために」を結成した。Fralouによると、新組織は大きな政治勢力となり、反対派の中心になる、と述べた。一方、自由民主党のHaydukevichによると、新組織は「秘かに生まれ、秘かに消えるであろう」

03/04/14
ジュネーブで開かれた国連人権委員会において、米国の提案による、ベラルーシ人権問題決議が議題に入った。ブルガリア、チェコ、ハンガリー、ラトビア、ポーランド、スロバキアが共同提案国となった。決議案では、元検察や裁判官の証言を引用し、ベラルーシ当局が反対派政治家の失踪や殺害に関与した、と示唆している。

03/04/15
米国と14のEU加盟国は14日、ルカシェンコ大統領と7人のベラルーシ政府高官に対するビザ発給禁止措置を解除することを決定した。ベラルーシ政府が最近、OSCE(欧州安全保障協力機構)のミンスク事務所再開に協力したことを受けたもの。

03/04/16
Navuman内務相は15日、CDやビデオの海賊版を、近い将来において取り締まる予定はない、と述べた。海賊版を取り締まると、値段は数倍も上昇し、大衆の反感を買うだろうと、付け加えた。

03/04/16
ミンスク州Barysau地区当局は15日、「赤いパルチザン」集団農場を閉鎖する、と決定した。経営不振の農場を復活させるためのコストは、長期的な収益見込みを上回る、と判断されたもの。農場は、家畜をもっておらず、機械類は壊れるか他の農場へ移され、その財産の大部分は盗まれている。

03/04/17
ルカシェンコ大統領は16日の国民議会で政策演説を行い、米国と英国のイラク戦争を、ひとつの超大国が軍事力で勝手に世界秩序を作ろうとしている、と批判した。また、5000万ドルの予算でベラルーシに強制的な民主化を迫る、米国議会の「ベラルーシ民主化法案」について、その真のターゲットはベラルーシ・ロシア連邦である、と述べた。

03/04/17
ルカシェンコ大統領は16日の演説で、2003年の経済成長率は8%、投資は18%、消費は10%、輸出は8?8.5%の増加を期待する、と述べた。また、社会保障制度が国のアキレス腱である、と述べ、いくつかの特典を廃止する法案を準備している、と述べた。ベラルーシで何らかの特典を受けている人は700万人で、労働人口よりも20%多い。

03/04/18
国連人権委員会は17日、賛成23反対4棄権16で、ベラルーシ政府に対し、反対派政治家とジャーナリストの失踪に政府高官が関与したことの報告を求める決議を採択した。2001年6月に米国に亡命した検察官二人が、反対派政治家Zakharenka、Hanchar、Krasouski、ジャーナリストZavadskiの誘拐殺害に秘密警察が関与した、と証言している。

03/04/22
1000万人の国民のうち約350万人が19日の土曜日、ボランティア無償労働「スボートゥニク」に従事した。ミンスク市では、170万人の市民のうち56万8000人が参加した。政府は、得られた費用で国立図書館の新館を建設する。

03/04/22
社会経済政治研究独立研究所が3月から4月に行った調査によると、ルカシェンコ大統領の支持率は過去最低となった。約1500人を対象とする調査結果では、ルカシェンコ大統領支持が23.2%、誰かと交代への支持が64.1%、12.7%が未決定であった。また、大統領が次の選挙にも立候補できるよう憲法を改定することには、賛成17.1%、反対47%、未決定27.5%であった。

03/04/23
最高裁判所は22日、前ミンスクトラクター工場長Lyabonauに対する審理を開始した。Laybonauは、昨年1月以来、大規模横領の容疑で拘留されている。ルカシェンコ大統領によると、Lyabnauは7年間の工場長の間に約2000万ドルをドイツとルクセンブルグの銀行に蓄えた。

03/04/24
ルカシェンコ大統領は23日、政府高官と地域代表を集めてテレビ中継会議を開き、種まきシーズンキャンペーンに関する指令を出した。大統領によると、今年の収穫は、穀物650万トン、ポテト850万トン、テンサイ300万トンが必要である。

03/03/25
Zlenko外相はプラハで23日、チェルノブイリ原発「石棺」の健全性に問題はない、と語った。この発言は、Rumyantsevロシア原子力相が4月22日に、石棺は崩壊しつつあり放射線が漏れている、と述べたのを受けたもの。Rumyantsev発言は、4月21日にウクライナ安全保障局が、ウクライナKGBとモスクワとの間の秘密文書をウェブサイトで暴露したことに対応したものと見られている。その文書によると、ウクライナ側は、チェルノブイリ原発が危険であることを1986年の事故以前に繰り返しモスクワに伝えたが無視された。1977年から1981年の間に、主として機器の欠陥のため、29回の事故があった。

03/04/28
ミンスクで26日、チェルノブイリ事故を記念するデモが、NGOと反対派によって行われ、約2000人が参加した。当局から認められたデモであったが、統一市民党の活動家2人が拘束された。

03/04/30
約600のNGOが集まった民主NGO会議は29日、法務省がいくつかのNGOを閉鎖しようと、政治的弾圧を試みている、と非難した。今月、グロードゥノ市のRatushaを不法出版で、バラーノビッチ市のVarutaを団体名の不正使用で、青年クリスチャン同盟を文書偽造の理由で、法務省が裁判所に組織禁止を求めた。

03/04/30
ミンスク市当局は29日、反対派のベラルーシ共産党、ベラルーシ社会民主党から出されていた5月1日の街頭デモ申請を却下した。