ベラルーシ国内ニュース

2006年1-3月


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2006年3月
06/03/01
中央選管事務局長Lazavikは2月28日、反対派候補Milinkevichが3月2日にミンスクの解放広場で予定している有権者集会は違法である、と述べた。ミンスク市執行委員会は2月に、有権者集会を開催できる30カ所を指定したが、解放広場はその中に含まれていない。

06/03/02
治安警察は2日、第3回全ベラルーシ人民大会に参加しようとした反対派大統領候補Kazulinを拘留した。私服警官が彼を引き倒して連れ去り、ロイター通信のカメラマンも負傷した。

06/03/02
KGB議長Sukarenkaは1日、3月19日の選挙後、反対派活動家が群衆の中で爆発物を爆発させ、騒乱を起こそうとしていた、とジャーナリストに語った。騒乱には、グルジア、ウクライナ、前ユーゴスラビアから助っ人が来るはずだったが、計画がばれたからには彼らも騒乱は起こさないだろう、と付け加えた。

06/03/02
3月2-3日にミンスクで開かれる第3回全ベラルーシ人民大会を、ベラルーシテレビは全部で10時間放送する。大会には、大統領支持の団体から2500人が参加し、これから5年間の社会経済発展計画を決める。

06/03/03
ルカシェンコ大統領は2日、全ベラルーシ人民大会で3時間の演説を行い、西側諸国は数10億ドルをつぎ込んで現体制を転覆させようとしている、と批判した。大統領によると、ベラルーシKGBは西側から資金援助を受けていた72のNGOを摘発した。

06/03/03
ミンスクで2日、反対派大統領候補Milinkevichを支持する不許可集会に約3000人が参加した。「自由、正義、真実をブラルーシに」とMilinkevichは訴えた。ここ数年で最も大きな反政府集会となった。

06/03/06
反対派大統領候補Milinkevichは4日、彼の地元のグロードゥノで2000人の選挙集会を行った。Milinkevichは、3月19日の投票後にミンスクの中央広場に集まろうと訴えたが、平和的な抗議を目的とするもので、革命をめざすものではないと述べた。

06/03/06
ベラルーシ警察は3日、ロシアで印刷されてきたミンスクの反対派系日刊紙Narodnya volyaを25万部押収した。押収の理由は選挙違反であった。

06/03/08
モギリョフ地区裁判所は7日、反対派大統領候補Milinkevichのキャンペーンを行って逮捕された、統一市民党首Lyabedzkaに対し750ドルの罰金を言い渡した。Lyabedzkaは、250人の有権者と野外集会を行って逮捕された。

06/03/09
ベラルーシ警察は8日、反対派大統領候補Milinkevichの副選挙マネジャーで人民戦線党首Vyachorkaと複数の選挙活動家を拘留した。逮捕容疑は明らかでないが、9日に公判が開かれる。7日には、モギリョフの裁判所で、Milinkevich選挙スタッフで統一市民党首Lyabedzkaに罰金750ドルの判決があった。

06/03/10
ミンスク地区裁判所は9日、Milinkevich候補の副選挙マネジャーVyachorkaに対し、選挙民との不許可集会の罪で、15日間拘留の判決を出した。その他に9人が同じ判決を受け、3月19日の選挙キャンペーに参加できなくなった。

06/03/13
ベラルーシ警察は12日、ミンスクで反対派候補Milinkevichの選挙キャンペーンに参加した、ベラルーシ人5人とウクライナ人6人を拘留した。キャンペーンには2000人以上が参加し、ウクライナから学生組織が応援に来ていた。

06/03/14
ロシアのスモレンスクで印刷されていたベラルーシの独立系3紙が、印刷所の印刷拒否により発行停止となった。発行できなくなったのは、Narodnaya volya、BGD:Delovaya gazeta、Tovarishchの3つ。「政治的ゲームに巻き込まれたくないし、これらの新聞がなぜベラルーシで印刷できないのか理解できない」と印刷所のチーフは述べた。

06/03/15
ベラルーシで14日、19日の大統領選挙の事前投票がはじまった。事前投票は、監視の目が行き届かず、選挙違反の温床であると反対派は批判してきた。「投票箱の中身は、(反対派)Milinkevichから(現大統領の)ルカシェンコに変わってしまう」とMilinkevich陣営は訴えている。

06/03/16
ベラルーシKGB長官Sukhorenkoは16日、反対派がクーデターを計画しており、また、反対行動はテロリズムと扱われる、と警告した。「選挙を口実に、国家権力を暴力的に奪取する計画が進められており」外国人が加担している、と述べた。

06/03/17
東ヨーロッパのリーダーたちが17日、EUに対しルカシェンコ体制の打倒にむけて行動するよう訴えた。チェコ前大統領ハベルとポーランド元大統領ワレサは共同書簡で、「ベラルーシの現状は、我々が共産党の下で経験していたことと同じである」と述べた。

06/03/17
ベラルーシ中央銀行総裁Prokopovichとの会談でルカシェンコ大統領は16日、中央銀行の金庫に100トンの金塊がたまるまでは、現在のポストに留まると述べた。現在の金塊の量は、25トンで15億ドル分である。

06/03/20
中央選管議長Yarmoshynaは20日、大統領選挙開票の予備的結果として、ルカシェンコ大統領が82.6%の支持で再選されたと発表した。Milinkevich、Haydukevich、Kazulinはそれぞれ6%、3.5%、2.3%だった。

06/03/20
反対派Milinkevich候補は19日の選挙後、大規模な違反があり再選挙を要求すると述べた。ミンスクの10月広場には反対派支持者が2万人以上集まり、この10年間で最大の集会になった。

06/03/21
ミンスクの10月広場に20日、約7000人が集まり大統領選挙結果に抗議する集会を開いた。Milinkevich候補は参加者に広場に留まるよう訴えた。もう一人の候補Kazulinも加わり、18張りのテントが設営された。警官隊は、広場を取り巻いているが暴力的な排除は行っていない。

06/03/21
ルカシェンコ大統領は20日に記者会見を行い、「周到に準備された革命計画は失敗した。外国からのあからさまな圧力に我々は耐え抜いた。着色革命のウィルスは、汚職などのはびこった国に蔓延するが、ベラルーシは健全である」と述べた。

06/03/22
大統領選挙結果に抗議して21日も、ミンスクの10月広場に約6000人が集まった。そのうち数百人が泊まり込みを続けている。反対派候補Milinkevichは、ベラルーシ民主共和国の独立宣言88周年記念日である3月25日までの広場占拠を訴えた。

06/03/23
十月広場では22日も約5000人が集まって、大統領選挙への抗議を続けた。反対派候補Milinkevichは22日、様々な情報源からの情報として、彼の得票率は31%で、ルカシェンコ大統領は42%だったと述べた。

06/03/24
24日午前3時、治安警察部隊が十月広場の反対派テントを撤去し、3月20日以来泊まり込んでいた約300人は拘留され、トラックで移送された。「これは、当局の崩壊のはじまりである。彼らは3月25日の集会を恐れている」と反対派候補Milinkevichはコメントした。

06/03/24
中央選管は23日、大統領選挙の最終結果を発表した。ルカシェンコは550万1249票で83%、Milinkevichは40万5486票で6.1%、Haydukevichは23万664票で3.5%、Kazulinは14万7402票で2.2%だった。

06/03/27
ベラルーシ政府は26日、米国やEUがベラルーシに騒乱を起こそうと画策している、と非難した。「ベラルーシの状況は全く平穏であり、外国からの干渉を排除する」とベラルーシ外務省は発表した。

06/03/27
反対派リーダーMilinkevichは26日、ルカシェンコ政権打倒の抗議行動を訴えた。「現政権は国民の信頼を失っている。正当性を失っている政府から解放されるのに、これから5年待つことはできない」と彼は述べた。

06/03/28
ミンスクの9つの地区裁判所は27日、大部分が若者や学生の約300人の逮捕者に対し、最大15日間の拘留刑を言い渡した。彼らは、24日にテント村が撤去された際、または25日にミンスク郊外の拘置所に向けてデモを試みた際に拘留された。19日の選挙以来、何人が逮捕されたか公式な発表はない。

06/03/29
ルカシェンコ大統領は28日のテレビで、「政治的斗いは終わり、国には平和と秩序が戻った」と述べた。また、公共機関に自分の肖像を飾ることを好まないので、撤去するように指示した。

06/03/30
反対派大統領候補Kazulinは、25日の逮捕後、Zhozina拘置所に勾留されている。検事総長Miklashevichによると、公共秩序の紊乱とフーリガンの罪で起訴される。有罪となれば、最大6年の禁固刑となる。

06/03/31
反対派Milinkevichの選挙本部は30日、25日の警官隊によるデモ排除で負傷したAtroshchnkaが29日、ミンスク第9病院で死亡した、と発表した。Milinkevich陣営は、警官によるAtroshchenkoに対する暴力行為について情報提供を求めている。
 
 
 
 


2006年2月

06/02/01
反対派統一大統領候補Milinkevichは31日ブリュッセルで、EUの議員や政治家にベラルーシを訪問するよう求めた。「大統領選挙の時期にみなさんがベラルーシを訪問するなら、ヨーロッパはベラルーシを見捨てていない、と人々が感じるであろう」と訴えた。

06/02/02
OSCE議会評議会ベラルーシ問題ワーキンググループのZapfは1日、3月19日の大統領選挙にOSCEは400人の短期監視団を派遣すると述べた、また、14人の長期監視団を2月6日にベラルーシに派遣する。

06/02/02
ルカシェンコ大統領は1日、エリツィン前ロシア大統領の75歳の誕生日を祝う会に出席するためモスクワへ向かった。「ベラルーシ・ロシア同盟を後ろから支えた前ロシア大統領に感謝する」とルカシェンコ大統領は祝辞を述べた。以前は、ソ連の解体という「悲劇的な間違い」に荷担したとしてエリツィンを批判していた。

06/02/03
反対派合同大統領候補Milinkevichは2日、訪問先のベルリンでメルケル・ドイツ首相と会談した。会談には、Milinkevichを支持する、ベラルーシ人民戦線のVyachorka、統一市民党のLyabedzka、ベラルーシ共産党のKalyakinも同席した。「東ドイツの全体主義を経験したものとして、ベラルーシの状況はよく理解できる」とメルケル首相は述べた。

06/02/06
ベラルーシ大統領府が管轄している社会政治研究所は5日、76.7%の国民がルカシェンコ大統領の3期目を支持している、という世論調査結果を発表した。2005年12月に1583人を対象に行われたもの。他の候補は2%を越えなかった。

06/02/07
反対派統一候補Milinkevichは6日、同じ反対派大統領候補Kazulinに対する、候補者辞退の説得に失敗した。Kazulin側は、開票作業で互いの監視チームが協力するよう提案している。

06/02/08
ベラルーシ政府は7日、外国人国外追放に関する新たなルールを採択した。「その人物の滞在が、ベラルーシの安全保障、公共秩序、国民の健康への障害」となる場合に適用される。

06/02/09
中央選管のLazavikは8日、グロードゥノ州選管が、17地区のうち10地区でのMilinkevich支持署名を無効とした、と発表した。現行規則によると、ある地域で15%の署名が不当と認められると、その地域の全署名が無効となる。Milinkevichは19万8000の署名を集め、グロードゥノ州からは2万8000だった。

06/02/10
ベラルーシ政府は9日、外国人が訪問するには特別パスが必要な地域のリストを作った。リストの対象は、軍事施設、国境地域、軍事関連施設、およびチェルノブイリ制限地域とされている。

06/02/13
中央選管は11日、大統領候補には4人が登録されるだろうと発表した。候補登録に必要な10万人の支持署名を提出したのは、現大統領ルカシェンコ、反対派統一候補Milinkevich、元ベラルーシ国立大学学長Kazlin、自由民主党党首Haydukevichの4人である。

06/02/14
グロードゥノ州Masty地区裁判所は13日、Skrabutanに対し、反対派候補Milinkevichの写真の入ったポケットサイズのカレンダーを配った選挙違反の容疑で29万ベラルーシルーブルの判決を下した。Skrabutanは、判決は不当として控訴する方針である。

06/02/15
ベラルーシ最高裁は14日、反対派元国会議員Skrabetsに対し、矯正キャンプ2年半の判決を下した。Skrabetsは昨年8月、収賄、銀行詐欺、不法ビジネスの容疑で逮捕され、銀行詐欺について有罪となった。彼は、大統領選挙への立候補を表明したが、10万の賛同署名を集められず登録されなかった。

06/02/17
ミンスク警察は16日、行方不明者との「連帯の日」の集会に集まった約20人を逮捕し、残りの100人を解散させた。集会は、反対派青年活動家や行方不明者の妻が組織したもの。

06/02/21
中央選管は17日、3月19日の大統領選挙の候補者として4人を登録した、と発表した。自由民主党Haydukevich、ベラルーシ国立大学前学長Kazulin、現大統領ルカシェンコ、反対派合同候補Milinkevichの4人。賛同署名の数は、ルカシェンコ190万3069、Milinkevich 18万3179、Haydukevich 14万4663、Kazulin 14万3382だった。

06/02/22
ルカシェンコ大統領は21日、国防相、内務相、KGB、国境委員会、税関など法執行組織に対し3月19日選挙へ向けての安全対策を指示した。「法的に勝利する見込みのない反対派は、国内の争乱を目論んでいる。我々の第1の課題は、外国干渉、デマ、暴力から国民を守ることである」と大統領は述べた。

06/02/23
ベラルーシ外務省は22日、チェコ大使館に対し、大統領選挙に関する宣伝文書配布を「内政干渉であり、扇動である」と抗議した。チェコ外務省が、「ベラルーシでの人権侵害に関する国連決議」をベラルーシ語に翻訳し、ベラルーシで配布しようとしたもの。

06/02/24
KGBは21日、ミンスクのNGOパートナーシップの活動家4人を逮捕した。KGBによると、パートナーシップは、米国からの資金で2002年に設立された違法組織で、個人や市民の権利を侵害する活動をした。

06/02/24
ベラルーシTVが報道した、Ekoom分析センターによる世論調査によると、77.2%はルカシェンコ大統領に投票する。他の候補に投票するのは2.1%で、12.7%が支持者を決めておらず、8%は投票するかどうか分からない。調査は全国3000人を対象に行われた。

06/02/27
ルカシェンコ大統領は24日、ミンスクの士官学校で、西側の敵はベラルーシ青年を籠絡しようとしている、と演説した。大統領によると、敵は、ベラルーシのモラルの基盤を破壊し、利益と快楽が最上のものである、と思わせようとしている。

06/02/28
ブッシュ米国大統領は27日ホワイトハウスで、夫が1999年と2000年に行方不明になったままの、Krasouskaya夫人、Zavedskaya夫人と面談した。「大統領選挙は公正でなく、ルカシェンコ大統領がエレガントに再選されるだろう」とZavedskaya夫人は語った。
 
 
 
 
 
 


2006年1月

06/01/04
台湾政府は3日、ベラルーシに置いていた代表部を閉鎖すると発表した。台湾の国連加盟とWHO加盟に対しベラルーシ政府が否定的になったため。台湾は1996年からミンスクに代表部を置いていた。

06/01/06
駐ベラルーシ米国大使Krolは、ワシントンで4日、3月の大統領選挙が公正に行われることは期待できない、と述べた。彼はまた、ベラルーシ政府への批判を罰することを定めた、最近の刑法改正も反対派候補を困難にするだろうと、述べた。

06/01/09
反対派の統一大統領候補Milinkevichは6日、ポーランド北東部のBialystokで、ポーランド首相Marcinkiewiczと会談した。Marcinkiewiczは、ポーランドはラジオ局を開設し、選挙監視団を派遣してベラルーシを支援すると述べた。

06/01/10
大統領候補Kazulinの選挙本部は9日、候補者賛同署名が妨害されているとの書簡を中央選管と検事総局に提出した。書簡によると、グループのメンバーがグロードゥノ州の大学の寮への立ち入りを禁止されたり、賛同署名の登録を役人が拒否したりしている。一方、Voytovich候補は、選挙が合法であるとの印象を与えないため、選挙レースから降りることを表明した。

06/01/11
EU報道官Udwinは10日、EU支援によるラジオ・テレビ局は、3月選挙の前にはじまるだろうと述べた。EUは昨年、ベラルーシ向け放送局の開設に向けて、200万ユーロの拠出を約束している。

06/01/12
反対派の統一市民党党首Lyabedzkaがパスポートを更新したところ、外国旅行許可のスタンプが押されていなかった。当局によると、ベラルーシKGBが、氏のパスポートのスタンプを拒否した。

06/01/12
Sidorski首相によると、昨年のベラルーシGDPは9.2%の成長率だった。工業生産は10%、酪農生産は15%増えたが、穀類生産は、嵐にともなう被害のため少した。インフレは8%で、この15年で最も低かった。

06/01/13
ルカシェンコ大統領は12日、来るべき大統領選挙で「キルギスシナリオ」は起きない、投票を不正に操作する必要もない、と語った。「ベラルーシ政府はいかなる不穏な状況も起こさせない」と述べた。

06/01/17
ルカシェンコ大統領が、3月2-3日に第3回全ベラルーシ人民大会を開催すると発表した。大統領によると、2001-2005年の国家の達成を議論し、次の5年間の目標を議論する。第1回大会は、1996年のいわくつき国民投票の直前に、第2回は2001年に開かれている。
 

06/01/19
ベラルーシ外務省は18日、3月19日に予定されている大統領選挙に、CIS、集団安全保障組織、ユーラシア経済共同体からの選挙監視団を招待する、と発表した。ヨーロッパ安全保障機構(OSCE)からの監視団については、招待をまだ発表していない。

06/01/20
ベラルーシ政府は19日、3月19日の大統領選挙に、OSCEからの選挙監視団を受け入れると発表した。OSCEの民主人権局は、監視団を送るかどうか決定する前に、状況調査団を派遣すると発表した。

06/01/23
ベラルーシ・ロシア連邦議会は20日、2006年の連邦予算を採択した。予算は31億ロシアルーブル(1億1000万ドル)で、ロシアが17.6億ルーブル、ベラルーシが9億4800万ルーブルを負担する。

06/01/24
ミンスク警察は23日、反対派大統領候補Paznyakの選挙マネジャーPapkouを、短時間拘留した。Papkouによると、警察は22日、Paznyakの支持署名を集めていた6人を、不法パンフレットの配布容疑で拘留した。Paznyakを党首とする保守キリスト教は、当局の選挙違反に模擬投票で対抗するため、選挙当日に反対派による「人民投票」を呼びかけている。

06/01/25
ルカシェンコ大統領の選挙キャンペーン代表Sheymanは24日、すでに157万の支持署名を集めたと発表した。「署名はすべて自主的な希望者である」とSheymanは述べた。

06/01/25
Gallup/Balticによる世論調査によると、1月15日に大統領選挙があったとして、54.6%がルカシェンコ大統領に投票した。反対派統一候補Milinkevichに投票するのは16.8%で、Kazulin支持派2.9%だった。

06/01/26
自由民主党の大統領候補Haydukevichは25日、反対派大統領候補のMilinkevichとKazulinを候補者登録から外すよう、中央選管に訴えた。Haydukevichによると、彼らの事前運動は規定に違反している。

06/01/27
EUは26日、ドイツからのベラルーシ向け独立放送に200万ユーロを支出すると発表した。3月の大統領選挙に向けたもので、同様の支出は、ポーランドやリトアニアからのラジオも対象となっている。

06/01/27
ルカシェンコ大統領は26日、ベラルーシの放送局は、国外からの反ベラルーシ放送に対抗できると述べた。「放送は、国家の政策とイデオロギーの要である」と大統領は語った。

06/01/30
中央選管は28日、3月19日の大統領選挙候補のうち4人が、規定の10万人を越える支持署名を提出した。署名の数は、ルカシェンコ現大統領190万、反対派統一候補Milinkevich 19.8万、Kazulin 15.6万、Haydukevich 15万だった。中央選管は署名の有効性をチェックし、2月21日までに候補者を決定する。

06/01/30
ルカシェンコ大統領は27日、西側は、選挙後に暴動を起こすよう反対派に資金を出していると、テレビで述べた。「暴動を企んでいる連中はすでに、ドイツやアメリカに逃げ場を確保している」と大統領は述べた。

06/01/31
ブリュッセルのEU外相会議は30日、3月19日の大統領選挙が国際基準を満たさなければベラルーシに制裁を加える用意がある、と声明した。声明は、全欧州安全保障機構(OSCE)の選挙監視団の活動を保証し、すべての候補者を平等に扱うようベラルーシ政府に求めている。