ウクライナ国内ニュース

2002年4-6月


 


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2002年6月

02/06/04
キエフ訪問中のAnnan国連事務総長は3日、チェルノブイリ事故被災者への救援を支持し、「この悲劇に対しできる限りのことを行い、こうした事態を繰り返さない責任が我々にある」と語った。また、HIV/AIDS対策として、国連からウクライナに900万ドルの供与を行うと述べた。ウクライナでHIV/AIDSは急速に増加しており、昨年の国連の推定によると、成人の約1%が感染者である。

02/06/06
先の在キエフ米国大使で、現在米国国務省次官補のPiferは5日、ヨーロッパと統合したいというウクライナ側の望みをNATOは受け入れる用意がある、と語った。
一方、共産党リーダーのSymonenkoは6日、ウクライナのNATOへの加盟に反対すると語った。Symonenkoによると、「NATO加盟をめざす国家安全防衛評議会の決定やクチマ大統領の声明は、憲法ならびに国際関係の義務違反である」。

02/06/06
我らのウクライナのリーダーYushchenkoは7日、議会の委員長ポストの配分について合意に至ったと述べた。Yushchenkoによると、反対派が20ポストで、政府支持派が5つである。反対派では、我らのウクライナ10、共産党6、社会党とTymoshenkoブロックが2つずつ。政府系では、統一ウクライナが4つで、社会民主党が1つである。

02/06/11
ウクライナのYushko財務大臣とPascual駐ウクライナ米国大使は10日、2億8600万ドルにおよぶウクライナの米国への負債のうち、1億7900万ドルについて借り換える協定に調印した。Pascualによると、最近のウクライナ経済の良好な状態が協定の成立をもたらした。

02/06/11
Tymoshenkoブロックは10日、「クチマ大統領罷免手続きの開始とその調査委員会設置に関する動議」を議会に提出した。動議の採決が議会の議題となることは可能(150票の賛成が必要)と思われるが、動議が可決される可能性(226票の賛成が必要)は小さい。

02/06/13
クチマ大統領は12日、Dubina副首相に対し、ウクライナのガスパイプラインシステム管理のための国際企業体に関する案を作成するよう指示した。クチマ大統領、プーチン大統領、ドイツ・シュレーダー首相の3者が10日、ロシアから西欧へウクライナ経由でのガス・石油パイプライン整備に関する3者協定に調印したのを受けたもの。

02/06/14
武器商社Ukrspetseksportの総支配人Malevの自動車事故死に関する調査は、犯罪に関連する証拠はなかったとして終了した。Malevは3月に自動車事故で死亡したが、事故死ではないという噂が広まっていた。

02/06/18
クチマ大統領は18日、議会で方針演説を行い、「独立以来の方針であるヨーロッパへの選択」を議員に訴えた。「最良の選択はEUへの加盟であるが、ロシアとの関係強化を忘れてはならない」と述べた。Tymoshenkoブロックは、クチマ大統領の演説に欠席した。

02/06/20
ウクライナ議会は20日、大統領訴追案を含め、106の議案審議を組み込んだ現セッション日程案を否決した。反対したのは、統一ウクライナ、社会民主党、共産党、社会党である。我らのウクライナは棄権した。共産党と社会党が反対したのは、共産党禁止案が含まれていたからである。

02/06/21
キーナフ・ウクライナ首相とカシヤノフ・ロシア首相は21日ハリコフで開かれた両国経済委員会に出席した。カシヤノフ首相は、ウクライナがユーラシア経済共同体にオブザーバー参加したことを評価した。会議では、ウクライナのロブノとフメリニツキ原発の完成資金として、ロシアが6年間に4400万ドルの援助をすることが決まった。

02/06/21
国会議長Lytvynは20日、統一ウクライナは6つの会派と1つのグループに分かれたと発表した。内訳は、労働ウクライナと産業企業党(38議席)、ウクライナ地域(35)、統一ウクライナ(32)、人民民主党(18)、ウクライナ農業者(16)、ヨーロッパの選択(15)、人民権力(17)となった。議会でのそのほかの会派は、我らのウクライナ(111)、共産党(63)、Tymoshenkoブロック(23)、社会党б(21)、民主イニシアチブ(16)と,12人の無所属である。

02/06/25
国家安全防衛評議会のPyrozhkov第1次官は24日、11月にプラハで開かれるNATOサミットの際に、ウクライナのNATO加盟に向けてのプログラム文書が調印されることを期待していると述べた。Pyrozhkovによると、文書には、NATO加盟に向けてウクライナが実施すべき、政治、経済、防衛、法律といった事項が定められる。

02/06/26
EUのウクライナ派遣団副団長Lucianiは25日、EU加盟に向けて現実的な期待をもつようウクライナ当局を促した。Lucianiは、法制度と民主主義におけるウクライナの改革を賞賛したが、資金ロンダリング問題が依然として続いていると指摘した。パリにある資金問題特別調査委員会は今月、資金ロンダリング防止に非協力的な国のリストから、ウクライナを除くことを拒否している。

02/06/27
クチマ大統領は26日、「ウクライナの軍隊と関連組織を改善することがまず第1で、段階的にNATOとの協力関係を深めながら、最終的にNATOへ加わることになるであろう」と述べた。

02/06/27
クチマ大統領は27日、ウクライナ正教(キエフ派)のFilaret主教に対し、第四位Yaroslav Murdy勲章を与えた。叙勲式で主教は、自分の教会はウクライナ国家を支持し、宗教紛争をさけるためにあらゆる努力を払う、と述べた。

02/06/28
ウクライナ内務省と国家徴税局の幹部が27日合同会議を開き、資金ロンダリングとの斗いについて協議した。Smyrnov内務大臣によると、資金ロンダリングと資金流出の根元は、経済活動の50%が闇経済であることにある。Azarov徴税局長によると、356の海外会社が、電力、金属、鉱山といったウクライナの主要企業の株の10?98%を所有している。これらの海外会社の多くは、登記すらされていない。
 



2002年5月

02/05/02
今年のメーデーでもっとも大きな集会はハリコフで開かれ、大統領よりの「統一ウクライナに向けて」が呼びかけた集会に約10万人が参加した。ハリコフでは同日、左翼勢力の集会に約1000人が参加した。ドニエプロペトロフスクでは、大統領派の集会に2万人が集まり、共産党の集会に2000人が集まった。キエフでは、大統領反対派の共産党と進歩社会党が集会を開き、それぞれ数千人が集まった。

02/05/06
MorozとTkachenko議員は1日、新議会での多数派形成の見通しについて語った。Tkachenkoによると、「議長や委員長の選出では、共産党を含めた暫定的な多数派が形成されるだろうが、共産党は、我らのウクライナより、統一ウクライナに向けてに同調するであろう」

02/05/07
キーナフ首相は7日、新議会での議席を放棄し、首相の職に留まることを明らかにした。首相は、「統一ウクライナに向けて」の比例名簿で当選していたもの。

02/05/09
キエフ州スビャトシンスキー地区裁判所は8日、前副首相でTymoshenkoブロックリーダーのYulia Tymoshernkoに対する審判を停止する決定を行った。Yuliaは、密輸、収賄、文書偽造などの罪で、夫のOleksandr Tymoshenkoとともに起訴されていた。総検事局次官Obikhodによると、検察は控訴する。

02/05/10
戦勝記念日の9日、キエフで約3000人の退役軍人とともに、キエフ市長Omelchenko、国会議長Plyushchが市内を行進した。公式データによると、ウクライナの第2次大戦の退役軍人は457万人である。

02/05/15
新議会での会派は6つに分かれた。統一ウクライナに向けて(175人)、我らのウクライナ(119人)、共産党(63人)、社会民主党(31人)、Tymoshenkoブロック(23人)、社会党(22人)で、前議長Plyshch、前副議長Havryshほか12人は会派に属していない。

02/05/15
Kinakh首相は14日、2002年1?4月のウクライナのGDPは前年同期に比べ4.1%増加したと発表した。翌日政府は、2003-2004年の成長を6%と見込む計画を採択した。

02/05/16
ウクライナ議会は15日、議長・副議長に関する3つの提案を採決したが、いずれも過半数の226票に達せず否決された。議長にMartynyuk(共産党)、副議長にMusiyaka(我らのウクライナ)とTolochko(Tymoshenkoブロック)という共産党の提案は、172の賛成しか得られなかった。議長Plyushch(無所属)、副議長MartynyukとTurchynov(Tymoshenkoブロック)という我らのウクライナの提案の賛成は140だった。議長Lytvyn(統一ウクライナ)、副議長MatynyukとZinchenko(社会民主党)という社会民主党案への賛成は209だった。

02/05/17
クチマ大統領は16日、チェルノブイリ関連の経費が今年度の予算に十分に盛り込まれていないとして内閣を批判した。2002年度予算では、2億2200万フリブナ(4100万ドル)が閉鎖されたチェルノブイリ原発の維持費用にあてられているが、実際に必要な額の60%にすぎない。

02/05/20
クチマ大統領とプーチン大統領は17日、クリミアで非公式な会談を行った。記者会見でプーチン大統領は、「両国の関係は向上し、だれもこの傾向を変えることを望まない」と述べた。一方クチマ大統領は、「両国の関係は適温で、熱くも冷たくもない」と述べた。

02/05/21
ウクライナ議会はいまだ、議長と2名の副議長の選出に至っていない。我らのウクライナのYushchenkoによると、統一ウクライナの側が、「統一ウクライナのLytvynを議長にし、我らのウクライナのYusjchenkoが首相になる」という「パッケージ取引」を拒否した。一方、共産党のSymonenkoによると、「共産党、Tymoshenkoブロック、社会党、我らのウクライナ」の協力失敗の責任は、Yushchenkoにある。

02/05/22
大統領関係筋は22日、クチマ大統領は、我らのウクライナのYushchenkoが統一ウクライナのLytvynを国会議長とすることに協力するなら、Yushchenkoが首相になる可能性を否定しない、と述べた。クチマとYushchenkoとLytvynは前日3者会談を行っている、一方、社会党のMorozは、我らのウクライナの議員に対し、統一ウクライナとの連立を組まないよう呼びかけた。

02/05/22
世界銀行副総裁Linnは、ウクライナ政府との2日間の会談を終えて21日、ウクライナのこの2年間の経済成長を賞賛した。Linnによると、給料・年金支払い遅れの解消、土地改革、交通機関の民営化など注目に値する進展があった。今後、徴税システム、金融改革、エネルギー産業改革などが期待され、世界銀行はこの秋ウクライナに2億5000万ドルのローンを提供するだろうと述べた。

02/05/23
議会4会派は23日、議長・副議長選出に関する案を2つ提出した。Martynyuk議長(共産党)、副議長Bezmertry(我らのウクライナ)とTymoshenkoという第1案は、賛成149票で、必要な226票にたっせず否決された。議長Bezmertnyy、副議長MartynyukとNikolayenko(社会党)という第2案は、Yushchenkoが取り下げ、議長選出は24日に持ち越された、

02/05/28
1991年7月に登録されたHurenkoの率いるウクライナ共産党は、26日の共産党大会で、1993年10月に登録されたSymonenkoの率いるウクライナ共産党と合同することを決定した。1991年8月ウクライナ議会は、旧共産党の活動を禁止したが、Hurenko共産党は禁止にもかかわらず活動を継続し、2001年12月に活動禁止は解除された。合同した共産党は、クチマ現大統領、クラフチュク前大統領らを除名した。

02/05/29
ウクライナ議会は28日、前大統領府長官Lytvyn(統一ウクライナ)を議長に選出した。第一副議長にはVasilyev(統一ウクライナ)、副議長にはZinchenko(社会民主党)が選ばれた。賛成票は226票で、過半数ぎりぎりだった。我らのウクライナからの7人と共産党から前検事総長Potebenkoが賛成にまわった。
我らのウクライナによると、当局側は議長を獲得するため「圧力、怪文書、買収、おどし」を用いた。Yushchenkoは、「民主主義は失われ、議会は大統領府の出先になった」と述べた。

02/05/30
クチマ大統領とルカシェンコ大統領が29日、北ウクライナのチェルニゴフで会談し、両国関係について話し合った。両大統領は記者団に、NATOとロシアの協力を歓迎すると述べた。また、両大統領は、ベラルーシに対するウクライナの負債問題について6月15日までに解決案を作成することで合意した。この問題は、ソ連崩壊直後の1992年にベラルーシがウクライナに代金を払ったものの品物が届かなかった問題で、「ウクライナ側によれば、負債は5000万ドル以下であるが、ベラルーシ側は1億ドル以上と考えている」

02/05/30
我らのウクライナ、共産党、社会党、Tymoshenkoブロックの4派は、統一ウクライナと社会民主党が議長と副議長の座を得たからには、23の議会委員会委員長のポストを4派が占めるべきだと提案した。しかし、Lytvyn議長はこの案を拒否した。

02/05/30
国家統計省は29日、昨年の国勢調査により、2001年12月5日のウクライナの人口は4840万人であると発表した。都会生活者が67%で、女性が54%である。ちなみに、1989年に実施された国勢調査では、ウクライナ社会主義共和国の人口は5250万人だった。

02/05/31
「非大統領」の4会派は30日、23の委員会席を4会派に分配する案を議会採決にかけたが採択されなかった。投票220のうち賛成は202票で、統一ウクライナと社会民主党は棄権した。また、Lyvtyn議長は、委員長席をめぐる6会派の調整会議の召集を試みたが失敗した。
 
 



2002年4月

02/04/03
中央選管は2日、比例区225議席の選挙結果について公式結果を発表した。各ブロックの得票率と議席数は、我らのウクライナ23.52%(70議席)、共産党20.04%(59)、統一ウクライナを目指して11.98%(36)、Tymoshenkoブロック7.21%(21)、社会党6.93%(21)、統一社会民主党6.24%(18)であった。小選挙区225議席に関する途中結果は、統一ウクライナを目指して66議席、我らのウクライナ42、共産党7、統一社会民主党5、民主ブロック4、社会党3、国家経済発展党1、ウクライナ海軍党1、その他無所属93である。

02/04/03
キーナフ首相は2日、新議会で、「統一ウクライナを目指して」と共産党との連立はあり得ないと述べた。ただし、個別の問題について両ブロックが協力することはあり得る。

02/04/04
共産党リーダーSymonenkoは5日、現最高会議最後のセッションで、中央選管委員長、内務大臣、治安サービスに対して、3月31日の選挙について報告するよう求めた。Symonenkoによると、今回の選挙はこの10年間でもっとも汚い選挙だった。

02/04/05
ドニプロペトリフスク州の小選挙区から選ばれた17人のうち16人が4日、「統一ウクライナに向けて」に加わると発表した。16人の中には前治安長官Derkachやクチマ大統領の義理の息子Pinchukが含まれている。

02/04/05
キエフの政治研究所所長Tomenkoは4日、議会選挙の結果、大統領選挙の現実的な候補は、我らのウクライナのYushchenkoと共産党のSymonenkoと二人だけであると述べた。Tomenkoによると、「クチマ大統領は、自身の後継候補がいないという深刻な問題に直面している」。

02/04/08
中央選管によると、「統一ウクライナを目指して」ブロックの議員数は119となり、議会の第一勢力となる。統一ウクライナを目指しては、比例区で35人、小選挙区で66人が当選したが、小選挙区の無所属議員18人が合流する。Yushchenkoの我らのウクライナは113人、共産党66人、Tymoshenkoブロック23人、社会党23人、統一社会民主党17人となる。

02/04/11
中央選管は10日、地方選管から小選挙区での当選を宣言された2名を無効として取り消した。取り消されたのは、Vynnytsaya州No18選挙区のMelnyk(社会党)とリボフ州No119選挙区のHudyma(我らのウクライナ)である。No18選挙区では投票の見直しが必要で、No119選挙区では手続きに問題があった。

02/04/12
キエフ裁判所は12日、ウクライナ国家評議会・国家自衛隊のリーダーShkilの釈放を命じた。Shkilは、昨年3月の反大統領デモで逮捕され1年以上収監されていたが、リボフ州の小選挙区で当選した。

02/04/15
Ukrayinka PraudaのWEBサイトは15日、クチマ大統領が国連制裁に反して、イラクへ1億ドルのレーダー設備を売却することに関与したというレポートを掲載した。レポートによると、クチマ大統領とウクライナ武器商社社長Malevが会談し、大統領は秘密裏にレーダー設備をイラクへ輸出する許可を出した。Malevは先月、自動車事故で死亡している。

02/04/16
外務省報道官主任Borodenkoは16日、ウクライナはイラクに対し武器を売っていないし、その計画もない、と発表し、大統領が武器売却に関与したようなことはない、と付け加えた。

02/04/17
在キエフ米国大使館は16日、Gongadze事件解明のためにウクライナ政府から招請された FBI捜査官が、証拠資料の閲覧を拒否されたと発表した。大使館によると、「ウクライナ当局者は、ウクライナの法律が捜査情報の共有や共同捜査を禁じている。」

02/04/18
「我らのウクライナ」ブロックリーダーのYushchenkoは17日、小選挙区から選出された40人の議員に対して、「我らのウクライナ」に加わらないよう当局が圧力をかけているとして、当局を非難した。Yushchenkoによると、ブロックには118人の議員がすでに参加し、現在30人と交渉中である。

02/04/22
クチマ大統領は19日、「我らのウクライナ」のYushchenkoと会談した後、「我らのウクライナは、うたがいなく議会多数派に参画するだろう」と語った。我らのウクライナの広報によると、クチマとYushchenkoは議会での民主勢力の協力について話し合うとともに、Yushchenkoは選挙中の当局の行動を非難した。

02/04/23
Potebenko検事総長は22日、国会議員となるため、検事総長の職を辞したとジャーナリストに語った。彼は、共産党の比例名簿から当選した。

02/04/24
キエフ訪問中のグルジア議会議長Burdjanadzeは23日、ウクライナ議会議長Plyushchと会談し、グルジアとアブハジアの紛争にPKFを派遣するよう要請した。Burdjanadzeによると、グルジアの人々は、ロシア軍のPKFよりウクライナ軍のPKFを望んでいる。

02/04/26
新議会の4会派、我らのウクライナ、Tymoshenkoブロック、社会党、共産党は25日、共同声明を発表し、全議員を比例区から選出するよう新議会において選挙法を改正する意向を明らかにした。TymoshenkoブロックのTurchynovによると、4会派を合わせると議会の多数派となるが、共同声明は連立を組むことを意味しない、と述べた。

02/04/26
Zlenko外相は25日、ウクライナはEUへの統合を目指しており、同時に他の経済連合に入ることはできない、と述べた。これは、ロシアの駐ウクライナ大使チェルノミルジンが、「ウクライナはEUに招かれていないが、ユーラシア経済共同体(炉氏ら、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ベラルーシ)はいまの現実である」と述べたとに答えたもの。

02/04/29
大統領府長官で「統一ウクライナに向けて」のリーダーLytvynは27日、先月末の議会および地方議会の選挙では、統一ウクライナに向けてが勝者であると述べた。国会では、第1党であるし、2101の地方議会の議席のうち、統一ウクライナはその46.5%を獲得したが、我らのウクライナは6.7%にすぎない、と述べた。

02/04/29
Razumkov経済政治研究センターは、4月18-21日に2000人を対象として、もしその時に大統領選挙があったとして支持する候補の世論調査を行った。その結果によると、Yushchenko 29.3%、共産党首Symonenko 12.6%、統一社会民主党首Medvedchuk 6.4%、元副首相Tymoshenko 6.3%、社会党首Moroz 4.1%、進歩社会党首Vitrenko 3.6%であった。Yushchenkoはウクライナ西部では61.7%と圧倒的な支持を得ているが、東部では12.7%でSymonenkoに次いでいる。

02/04/30
ロシアの駐ウクライナ大使チェルノミルジンは29日、「ロシアとウクライナの国境にフェンスを設置するようなこと、両国の間の協定では問題外である」と述べた。彼によると、ロシア・ウクライナ国境のフェンス設置は西側の要請であり、財政的にロシアもウクライナもそんな余裕はない。