京都大学複合原子力科学研究所     技術室



 <技術室長挨拶>

京都大学複合原子力科学研究所の技術室は、原子炉・放射線施設を安全に運転・保守管理するために、それぞれの専門スキルを持った技術職員で組織された集団です。技術職員は、安全管理のための組織である管理部(研究炉部、臨界装置部、実験設備管理部、放射線管理部、放射性廃棄物処理部など)に属し、原子炉・放射線施設の保守管理を主たる業務としながら共同利用者・研究者の研究支援を遂行しています。

現在、技術室は室長を筆頭に4班8掛が組織され、再雇用職員を含む29名で構成されています。技術職員の9割は20代〜40代の若い職員であり、現場の主力となっています。福島第一原子力発電所の事故後、原子力新規制基準が施行され、原子炉に対する安全規制が厳しくなり、技術職員にはこれまでの現場での安全管理業務以外に、各種の規制対応業務が増えています。このようなことから、技術職員は多様な業務が対応できるように、一人ひとりに高いスキルが求められています。そのため、技術室としては技術職員各個人のスキルアップを優先課題とし、各管理部での研修制度を設けて技術職員の力量を上げて行きたいと考えています。また、今後も講習会や他大学・研究機関などで開催される技術研修会等への積極的な参加を促し、技術職員のスキルアップを図りたいと思います。

原子炉・放射線施設の保守・安全管理業務は社会的影響の大きい業務であり、この業務に携わる技術職員の役割は非常に重要です。そのため、技術職員の一人ひとりが自分達の仕事が社会的影響の大きい業務であることを自覚し、技術室が果たすべき役割を認識し、技術室の機能・情報の共有を図りつつ、各管理部との連携を強化して技術力を高め、安全管理及び研究の技術支援に貢献していきたいと考えています。

今後ともよろしくお願い致します。

                   20194月 技術室長 張 倹



・前技術室長(南氏)挨拶

・前前技術室長(小堀氏)挨拶

・前前前技術室長(池川氏)挨拶