東京電力福島第一原子力発電所事故における環境モニタリングベース構築
のためのアンケート調査について

京都大学原子炉実験所では、原子力安全基盤科学研究の一環として、「日本学術会議総合工学委員会 原子力事故対応分科会 原発事故による環境汚染調査に関する検討小委員会」による、東京電力福島第一原子力発電所事故における環境モニタリングデータベースの構築に協力しております。
皆様方におかれましても、下記の協力依頼をご覧の上、アンケートにご協力頂きたく、よろしくお願い申し上げます。
なお、ご回答の締切は9月28日とさせて頂きます。


平成24830

 

                     日本学術会議総合工学委員会 原子力事故対応分科会
原発事故による環境汚染調査に関する検討小委員会
委員長 柴田徳思

                    アンケート調査の実施について(協力依頼)

  「日本学術会議 総合工学委員会 原子力事故対応分科会 原発事故による環境汚染調査に関する検討小委員会」では、東京電力福島第一原子力発電所事故における住民の被ばく線量、特に初期段階における被ばく線量をできるだけ正確に評価するためには、事故初期に測定された環境モニタリングデータが重要であるとの観点から、「初期被ばく関連データ発掘・収集ワーキンググループ」を設置しました。このワーキンググループにおいて検討した結果、この事故に関連した環境モニタリングを実施した方々に呼びかけて測定データの提供を受け、それらを集約したデータベースを構築することが、被ばく線量評価において有効であると考え、現在議論を重ねております。

 本アンケートは、このデータベース構築を実施するにあたり、日本国内にどのような測定データがどの程度存在しているかを調査することにより、データベース構築に係る運営体制や、データベースの構造等に関する検討に資することを目的としております。なお、諸般の事情により、データベースへの情報提供が困難と思われる場合でも、データの有無そのものが貴重な情報ですので、是非ご協力をお願いいたします。また、このアンケートは主に環境モニタリングに関する情報を対象としておりますが、ホールボディカウンタの測定値等、特に初期被ばく評価に関連する情報がありましたら、「その他」の欄にご記載頂きたく存じます。

 皆様方におかれましては、本調査の趣旨をご理解の上、アンケートへのご協力賜りたく、よろしくお願い申し上げます。ご回答は、2ページ目の記載例をご参考の上、3ページ目の回答用紙に回答を記載して、9月28日までに、database@rri.kyoto-u.ac.jpにご返信ください。なお、本アンケートの回答結果につきましては、以下のように取り扱います。

本アンケートで頂いた回答は、上記小委員会及びワーキンググループにおける検討にのみ使用し、それ以外の目的には使用しません。

データベースの構築にあたっては、回答を頂いた方々にあらためて連絡させていただきますので、本回答が直接データベースに使用されることはありません

なお、ご回答の締切は9月28日とさせて頂きます。

@ アンケート用紙のダウンロード: 「アンケート用紙ダウンロード」をクリックしてダウンロードしてください

A 本アンケートの回答方法:回答用紙をメールに添付し、こちらまで お送りください。

B 本アンケートに関するご質問等:ご質問はこちらまで


アンケート用紙の記載事項をご覧の上、アンケートにご協力をよろしくお願い申し上げます。







国際シンポジウムのご案内

京都大学原子炉実験所では、20121214日に、京都大学芝蘭会館において、国際シンポジウム“Environmental monitoring and dose estimation of residents after accident of TEPCO's Fukushima Daiichi Nuclear Power Stations”を開催させていただくことになりました。

本シンポジウムでは、事故後に各機関・団体・グループ・個人によって行われた環境モニタリング等に関するデータを発表いただき、その内容について討議したのち、単行本として取りまとめる予定です。このようなデータは、被曝線量の再構築、環境や人への影響評価、今後の対策の策定などに貴重なものであるにもかかわらず、十分に系統立てて取りまとめられておりません。本シンポジウムはそのようなデータの収集、整理、信頼性や精度の確認に少しでもお役にたてればと企画したものです。UNSCEARWeiss議長並びにIAEA Proehl先生にUNSCEARIAEAの福島事故への取り組み状況などについてご紹介いただくことになっております。

ご興味のある先生方にはぜひ、ご参加をいただきたく、ご案内申しあげます。

 詳細は「シンポジウムをご覧ください。


原子力安全基盤科学研究プロジェクト

KUR Research Program for Scientific Basis of Nuclear Safety