東京電力福島第一原子力発電所事故における環境モニタリングベース構築
のためのアンケート調査について
京都大学原子炉実験所では、原子力安全基盤科学研究の一環として、「日本学術会議総合工学委員会 原子力事故対応分科会 原発事故による環境汚染調査に関する検討小委員会」による、東京電力福島第一原子力発電所事故における環境モニタリングデータベースの構築に協力しております。
皆様方におかれましても、下記の協力依頼をご覧の上、アンケートにご協力頂きたく、よろしくお願い申し上げます。
なお、ご回答の締切は9月28日とさせて頂きます。
平成24年8月30日
各 位
原発事故による環境汚染調査に関する検討小委員会
委員長 柴田徳思
アンケート調査の実施について(協力依頼)
本アンケートは、このデータベース構築を実施するにあたり、日本国内にどのような測定データがどの程度存在しているかを調査することにより、データベース構築に係る運営体制や、データベースの構造等に関する検討に資することを目的としております。なお、諸般の事情により、データベースへの情報提供が困難と思われる場合でも、データの有無そのものが貴重な情報ですので、是非ご協力をお願いいたします。また、このアンケートは主に環境モニタリングに関する情報を対象としておりますが、ホールボディカウンタの測定値等、特に初期被ばく評価に関連する情報がありましたら、「その他」の欄にご記載頂きたく存じます。
皆様方におかれましては、本調査の趣旨をご理解の上、アンケートへのご協力賜りたく、よろしくお願い申し上げます。ご回答は、2ページ目の記載例をご参考の上、3ページ目の回答用紙に回答を記載して、9月28日までに、database@rri.kyoto-u.ac.jpにご返信ください。なお、本アンケートの回答結果につきましては、以下のように取り扱います。
・データベースの構築にあたっては、回答を頂いた方々にあらためて連絡させていただきますので、本回答が直接データベースに使用されることはありません。
国際シンポジウムのご案内
京都大学原子炉実験所では、2012年12月14日に、京都大学芝蘭会館において、国際シンポジウム“Environmental monitoring and dose estimation of residents after
accident of TEPCO's Fukushima Daiichi Nuclear Power Stations”を開催させていただくことになりました。
本シンポジウムでは、事故後に各機関・団体・グループ・個人によって行われた環境モニタリング等に関するデータを発表いただき、その内容について討議したのち、単行本として取りまとめる予定です。このようなデータは、被曝線量の再構築、環境や人への影響評価、今後の対策の策定などに貴重なものであるにもかかわらず、十分に系統立てて取りまとめられておりません。本シンポジウムはそのようなデータの収集、整理、信頼性や精度の確認に少しでもお役にたてればと企画したものです。UNSCEARのWeiss議長並びにIAEA
Proehl先生にUNSCEARやIAEAの福島事故への取り組み状況などについてご紹介いただくことになっております。
ご興味のある先生方にはぜひ、ご参加をいただきたく、ご案内申しあげます。
詳細は「シンポジウム」
KUR Research Program for Scientific Basis of Nuclear Safety