第3回
原発事故被災地域における放射線量マッピングシステムの
技術開発・運用とデータ解析に関する研究会

福島第1原子力発電所の事故以降、原子炉から飛散した放射性物質による地理的な汚染状況を詳細に把握するため、様々な放射線量マッピングシステムが開発され、実際に運用されてきました。事故からまもなく5年を迎えようとしている今、これらのシステムは、単なる放射線量の2次元的なプロッティングにとどまらず、時間経過に伴う変化やスペクトル解析、空間分布の推定、測定可能線量率範囲の拡大など新たな技術的展開が生まれており、より詳細かつ効率的な汚染状況の把握のためのツールとして進化を遂げています。

 事故から約1年後の20124月にKURAMAワークショップという名称で始まった本研究会は、名称を変えながら昨年までに4回の会議を重ね、放射線量マッピングシステムの開発や運用を行う大学、研究機関、企業、行政組織の参加者が一堂に会して、装置の作製技術や検出器の特性解析、運用のノウハウ等に関するさまざまな事例紹介と意見交換を行って参りました。その結果、放射線量マッピングシステムについての技術的な課題や望まれる改良点、今後の展開などについて、情報と認識の共有が進められてきました。

 そこで、このたび、通算で5回目となる研究会として、第3回「原発事故被災地域における放射線量マッピングシステムの技術開発・運用とデータ解析に関する研究会」を下記の要領で開催いたします。

 放射線量マッピングシステムの開発や運用に携わる幅広い分野の研究者や技術者、担当者の方の参加をお待ちしております。

主催: 京都大学 原子炉実験所

日時 :
平成27年11月17日(火) 13:30-17:00 ~ 11月18日(水)10:30-17:00
場所: 京都大学東京オフィス第 1・2・3 会議室(品川インターシティ A 棟 27 階) http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/


本年度の研究会は終了いたしました


プログラム
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13:00-13:35
  開会挨拶
        (京都大学原子炉実験所) 佐藤信浩


13:35-14:40
 
1. KURAMAの開発と展開について ~これまでとこれから~
        (京都大学原子炉実験所) 谷垣実
14:40-15:00
  
 2. サーバー機能付きKURAMAと小型クラマKURAMA-Miniのご紹介
        (株式会社松浦電弘社) 松浦隆弘
15:00-15:30
  
 3. 歩行型放射能測定システムKURAMA-IIを用いた福島県内果樹園の放射性物質分布状況のマッピング
        (福島県農業総合センター) 湯田美菜子

15:30-15:40 休憩

15:40-16:10
   4. 放射線量測定業務の現状と課題
        (国際航業株式会社) 津野浩一 渡辺明彦 加納政宏
16:10-16:30
    5. 指向性があるガンマ線自動車走行サーベイシステムASURA1号のシミュレーション

        (新潟大学工学部) 遠藤良、後藤淳、天谷吉宏、泉川卓司、椎谷友博、菖蒲川由郷、高橋剛、吉田秀義、内藤眞
16:30-17:00
   
6. 指向性があるガンマ線自動車走行サーベイシステムASURA1号の測定結果
        (新潟大学アイソトープ総合センター) 後藤淳天谷吉宏泉川卓司遠藤良椎谷友博菖蒲川由郷高橋剛吉田秀義内藤眞


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10:00-10:30
  
1. 放射性がれき焼却飛灰仮り置場における住民主体の線量率モニタリングに関するデータ分析
       (京都女子大学現代社会学部) 水野義之

10:30-11:00
   2. 歩行型放射線量マッピング装置(ガンマプロッタH)の開発と現場での運用事例

       (日本原子力研究開発機構) 川瀬啓一 渡邊雅範
11:00-11:30
  
3. GISシステムを用いた米国エネルギー省・日本文科省航空機データ調査の解析
       (東北大学加齢医学研究所) 林剛平 福本学 (京都大学原子炉実験所) 今中哲二
11:30-12:00
  
4. 生活行動経路に沿ったKURAMA測定に基づく被ばく線量の推定
       (日本原子力研究開発機構) 佐藤哲朗

12:00-13:00 昼食休憩

13:00-13:30
  
5. 放射線量等分布マップ拡大サイトの開発・運用
       (日本地図センター・原子力規制庁技術参与)田中圭 (日本地図センター)竹村和広
13:30-14:00
  
6. KURAMA-IIを用いた福島県空間線量率測定情報の発信
       (日本原子力研究開発機構) 武宮博
14:00-14:30
   7. PHITSを用いた可搬型In-situ放射能深度分布スペクトロメータの放射能濃度値決定に挑む

       (徳島大学大学院医歯薬学研究部) 阪間稔
14:30-15:00
  
8. 可搬型Geによるin situガンマスペクトロメトリの相互比較
       (日本原子力研究開発機構) 三上智

15:00-15:10 休憩

15:10-15:40
  
9. 土壌に沈着したセシウムによる空間線量率測定用のスペクトル-線量変換演算子(G(E)関数)
       (日本原子力研究開発機構) 津田修一 斎藤公明
15:40-16:10
  
10. 避難指示区域における走行モニタリング時の補正係数算出方法について
       (東京電力株式会社 福島本部除染推進室環境調査G) 小林泰
16:10-16:40
  11. KURAMA-IIによる走行サーベイ測定での自然放射能寄与の評価

       (日本原子力研究開発機構) 安藤真樹 松田規宏 斎藤公明

16:40-
総合討論
閉会挨拶






お問い合わせ・お申込みは・・・                                                                  

京都大学原子炉実験所 仲谷 麻希
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電話:072-451-2432 FAX:072-451-2639


原子力安全基盤科学研究プロジェクト

KUR Research Program for Scientific Basis of Nuclear Safety