放射線管理設備
Radiation Monitoring System
屋内放射線モニタリング設備
- 1)ガンマ線エリアモニタ
- 主に管理区域内に設置され、ガンマ線による空間線量率の監視を行っている。
- 2)中性子エリアモニタ
- 原子炉棟、臨界装置棟の炉室などに設置され、中性子線による空間線量率の監視を行っている。
- 3)放射性ダストモニタ
- 原子炉棟、臨界装置棟の炉室や排気口などに設置され、空気中放射性ダスト濃度の監視を行っている。
- 4)放射性ガスモニタ
- 原子炉棟、臨界装置棟の炉室や排気口などに設置され、放射性ガス濃度の監視を行っている。
- 5)放射性水モニタ
- 原子炉冷却水などの放射能濃度の監視を行っている。
- 6)ハンド・フット・クロスモニタ
- 原子炉棟、臨界装置棟、トレーサ棟、放射性廃棄物処理棟などの出口に設置し、管理区域から退出する人の汚染検査を行っている。
- 1)~5)のモニタの主要な信号は中央管理室にも送られ、二重の安全監視が行われている。
研究炉放射線監視盤
野外放射線モニタリング設備
- 1)周辺監視区域モニタ
- 複合原子力科学研究所敷地境界付近5ヶ所に設置され、空間線量率の監視を行っている。測定値は中央観測所へ送られている。
- 2)野外観測所
- 複合原子力科学研究所外の1 ~ 5 kmの範囲の4ヶ所(和田、下瓦屋、市場、日根野)に設置され、空間線量率の監視を行っている。測定値は中央観測所へ送られている。
- 3)中央観測所
- 風向、風速、日射量などの各種気象要素の測定データを蓄積している。これらを用いて、大気中に放出された放射性物質による被ばく線量の評価を行っている。
- 4)移動式環境監視装置
- 任意の地点での空間線量率などを監視する装置である。
- 5)環境放射能核種別測定設備
- 複合原子力科学研究所周辺を中心にした環境試料(水、土壌、農作物など)中の放射能を精密に測定する設備である。
周辺監視区域モニタ