原子炉実験所における共同利用

京都大学原子炉実験所では、研究用原子炉を用いた実験及びこれに関連する幅広い分野の科学研究を推進するため、全国の大学、国公立研究機関の研究者による共同利用研究を受け入れています。実施する共同利用研究課題は公募を行い、京都大学原子炉実験所共同利用研究委員会にて審査して採択を行います。緊急を要する研究課題に対しては即時採択制度も設けており、柔軟な体制で最先端の科学研究の推進に努めています。また、専門家による研究会やワークショップなどのテーマについても公募を行っております。

共同利用の形態

共同利用研究

研究用原子炉(KUR)中性子発生装置(電子線型加速器)コバルト60ガンマ線照射装置研究炉熱特性実験装置、Ge検出器、その他の周辺機器を利用した実験研究を行います。所員以外の研究者のみによって行われる一般研究と、所員と共同で計画し協力して行う共同研究とがあります。

臨界集合体実験装置共同利用研究

臨界集合体実験装置(KUCA)による実験及びこれに関連する研究を行います。KUCAと付設加速器を組み合わせた加速器駆動システム実験も行っています。所員以外の研究者のみによって行われる一般研究と、所員と共同で計画し協力して行う共同研究とがあります。

研究会

研究炉及び周辺設備の整備、充実に関連した特定のテーマに関する研究・討論を行うワークショップ、テーマにこだわらない一般の研究会である専門研究会を開催することができます。

専門研究会(イベントカレンダー)

採択の方法

通常採択

原則として1年を単位として研究を行うもので、年度初めから研究・実験の実施が可能なものを採択します。特に希望する場合は下半期(10月~3月実施)だけの「通常採択」の応募も可能です。

プロジェクト採択

実験所において機動的に推進すべきプロジェクトについて、原則として所員が中心となって研究グループを組織し、長期的展望に立って、総合的かつ能率的に共同利用研究を行います。

即時採択

緊急を要する研究課題に限り行うもので、使用する設備・機器が、採択済の共同利用研究の実施に支障をきたさない範囲で実施することができます。

医療照射

KURを用いたホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に関する研究を行います。

医療照射のページ

共同利用研究の成果公開

当実験所における研究成果は公開を原則としており、KURRI Progress Reportとしてまとめられて、毎年刊行されています。