平成18年度

一般公開 平成18年4月1日(土)

京都大学原子炉実験所では、平成18年4月1日(土)に毎年恒例の原子炉実験所一般公開を実施しました。今年は例年になく冬が寒く桜はまだまだでしたが、地元熊取町(156名)を中心に370名の参加がありました。
ビデオを使った当実験所の研究紹介と日本原子力学会関西支部との共催による科学実験・工作コーナーでの科学体験や当実験所員による施設見学ツアーを行いました。これらと並行し原子燃料工業熊取事業所で、当所のパネルの展示と一般公開の案内を行いました。
科学実験・工作体験コーナーでは、「霧箱や簡易分光器の工作」を通じて放射線を実際に目で見たり放射線を実際に測定するコーナー、と「液体窒素で実験しよう」の実験コーナーでは、タンポポやゴム風船を液体窒素に浸して取り出し握って液体窒素の世界を体験できる実験には、多くの方が参加され、そこでサイエンスの世界を垣間見た喜びを感じられたようでした。
また、施設見学コーナーでは当実験所員がツアーコンダクターとなってKUR(研究用原子炉)、廃棄物処理棟の見学を行い、どのグループも専門的なことも含めて熱心に質問し、とても興味深く見学されたようです。
今後ともこのような機会を通じて、地域住民の方だけではなくより多くの方々に原子力とそれを支える基礎的な科学への理解の場を提供して、当実験所における研究活動についての理解と協力が得られる様に努力いたします。
最後に、この一般公開の開催にあたりご協力いただきました皆様方に感謝の意を申し上げます。

一般公開詳細


科学実験コーナー「液体窒素で実験しよう」

施設見学ツアー「廃棄物処理棟」での見学風景

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