放射性廃棄物安全管理工学研究分野    研究室のサイト

准教授 福谷 哲 fukutani*
助教 芝原 雄司 y-shibahara*
助教 池上 麻衣子 ikegami*
研究員 今中 哲二 imanaka*

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原子力を安全に利用するためには、原子力施設から発生する放射性廃棄物管理に関する研究が必要である。本研究分野では原子力施設由来の放射能による環境影響の低減を目的とし、以下に代表される研究を行っている。
1)デコミッショニングに関する研究
原子力施設のデコミッショニング(廃止措置)に伴い大量の廃棄物が発生すると見込まれており、デコミッショニングを円滑に行うためには、発生する放射性廃棄物の量、性状、放射能インベントリー等の情報が不可欠である。このため、中性子輸送コードなどを用いて各部位における中性子密度を推定し、その部位の材質に含まれる元素組成情報から放射化量を計算するなど、デコミッショニングにより発生する廃棄物の処理・処分方法に関して研究を行っている。
2)原子力利用に伴う各種リスク評価に関する研究
原子力施設において放射能放出を伴う事故が発生した場合の環境影響を、さまざまな放射能放出モード、気象条件下でシミュレーションし、周辺地域での放射能汚染や被ばく線量の評価を行っている。また、原子力施設から環境中に放出される放射能について、低レベル放射能の測定法を開発するとともに、環境中における放射能濃度を短期的・長期的に観測し、原子力施設の平常運転がもたらしている環境影響を明らかにする研究を行っている。
3)有害汚染物質の環境中における動態とその評価に関する研究
放射性元素、重金属類など環境中に放出された有害微量元素の環境中での移行、形態変化などの挙動を解明するため、実験的、解析的研究を行っている。また、土壌中から植物へ、海水中から海草・海藻への有害汚染物質の移行機構を利用した環境浄化システムに関する研究も行っている。

各種セメントからの134Csの水中への侵出

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