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京都大学複合原子力科学研究所 専門研究会
「次世代の中性子実験装置―新試験研究炉に向けての展望―」
本研究会は終了しました

「もんじゅ」サイト新試験研究炉は、中性子ビーム利用を主目的とした熱出力10MW未満の中出力炉として計画が進められていますが、 高中性子束を得るための炉心設計や高性能冷中性子源の設置、ビーム利用に加え照射利用も含めた多目的利用の推進等によって、 世界的な存在感のある使い勝手の良い研究施設となるよう検討を行っています。

2023年3月より新試験研究炉の事業は概念設計から詳細設計の段階に移行し、今後より具体的な実験装置整備の計画立案が進められることになります。 2026年のKUR停止後から新試験研究炉が稼働するまでの期間、中性子を利用する学術・産業コミュニティの維持発展を図るためには、 装置整備を通じた学術・技術の継承と人材の継続的な育成を視野に入れた計画を推進することが求められます。 実験装置の整備にあたっては、国内外の当該装置に関する利用状況や運用上の課題、新試験研究炉での特徴等を十分に検討するとともに、 学術研究や産業利用における重点分野、あるいは先端性と汎用性のバランスなど、 新試験研究炉において目指すべき将来像を見据えた計画立案と仕様策定に取り組む必要があります。

そこで、本研究会では、新試験研究炉での利用が想定される実験装置に関する研究の現状と今後の展望について各分野の専門家の方のご講演をいただくとともに、 参加者間の意見交換を通じて今後の装置整備に向けた有効な指針を得るための議論を行います。

開催責任者:佐藤信浩(京大複合研)、大場洋次郎(豊橋技科大)

  • 題目:次世代の中性子実験装置―新試験研究炉に向けての展望―
  • 日時:2024年3月14日-3月15日
  • 場所:京都大学複合原子力科学研究所(大阪府熊取町) 事務等大会議室およびZoomによるハイブリッド開催
  • 主催:京大複合研 新型研究炉開発・利用センター
  • 協賛:日本中性子科学会
  • 参加費:無料
  • 講演プログラムPDFはこちらからダウンロード

本研究会は終了しました

プログラム(敬称略)

(講演20分討論10分)

  • 【3月14日木曜日】
  • 座長:大場洋次郎(豊橋技科大)
  • 13:30-13:35 開会挨拶 杉山正明(京大複合研)
  • 13:35-14:00 講演1 新試験研究炉実験装置検討の概要 佐藤信浩(京大複合研)
  • 座長:日野正裕(京大複合研)
  • 14:00-14:30 講演2 新試験研究炉の実験利用設備 新居昌至(JAEA)
  • 座長:奥地拓生(京大複合研)
  • 14:30-15:00 講演3 中性子回折装置の現状 [online] 菖蒲敬久(JAEA)[online]
  • 座長:佐藤信浩(京大複合研)
  • 15:00-15:30 講演4 素粒子原子核物理 北口雅暁(名古屋大)
  • 15:30-15:40 休憩
  • 座長:櫻井良憲(京大複合研)
  • 15:40-16:10 講演5 ホウ素中性子捕捉療法のための基礎研究 吉橋幸子(名古屋大)
  • 座長:稲垣誠(京大複合研)
  • 16:10-16:40 講演6 我が国におけるRI製造と利用の現状 [online] 篠原厚(大阪青山大)[online]
  • 16:40-17:10 講演7 放射化分析 三浦勉(産総研)
  • 座長:日野正裕(京大複合研)
  • 17:10-17:40 総合討論1
  • (懇親会)
  • 【3月15日金曜日】
  • 座長:佐藤信浩(京大複合研)
  • 09:00-09:30 講演8 三軸分光器を用いた中性子研究の潮流 益田隆嗣(東大)
  • 座長:高宮幸一(京大複合研)
  • 09:30-10:00 講演9 JRR-3の照射設備 中村剛実(JAEA)
  • 10:00-10:30 講演10 KURの照射設備 稲垣誠(京大複合研)
  • 座長:木野村淳(京大複合研)
  • 10:30-11:00 講演11 低速陽電子ビーム実験の現状と今後の展開 長嶋泰之(東京理科大)
  • 11:00-11:30 講演12 中型炉を用いた材料照射試験の今後の戦略 福元謙一(福井大)
  • 座長:佐藤信浩(京大複合研)
  • 11:30-12:05 総合討論2
  • 12:05-12:10 閉会挨拶 大場洋次郎(豊橋技科大)
  • 午後  KUR見学(予定)

以上


連絡先:labnrr@mail2.adm (この後に.kyoto-u.ac.jpを追加してください)