<安全の手引き(2019年5月改訂版)(PDFファイル)>
一般的な注意
・機械的ショックを与えないようにする。
・目的に合ったサーベイメーターを選択する。
・バッテリーチェックを行う。
・放射線場の方向性とサーベイメーターの感度の方向性に気をつける。
・レンジスイッチを大きいほうから静かに切換えて適当なレンジに合わせる。
(1)電離箱式サーベイメーター ALOKA ICS-313
・30keV〜1.5MeVのγ・X線
・測定レンジ10μSv/h〜300mSv/h
・高放射線場やパルス状の放射線場のモニタリングに適している。極低線量率場(0.1〜0.2μSv/h)の測定には適さない。
・レンジスイッチがゼロになっていることを確認しゼロ点調整を行う。
・動作状態を続けるとゼロ点が移動するので、長時間測定の場合には時々ゼロ点調整を行う。
・低線量率測定の場合には時定数が長いので、指示値の動きをよく見ながら、30秒〜1分待って値を読む。
(2)GM計数管式サーベイメーター ALOKA TGS-161
・60keV〜1.5MeVのβ線、γ・X線
・測定レンジ3μSv/h〜300μSv/h
・作業環境の放射線場の確認、遮蔽体や機器などの隙間からの漏洩の測定、バックグラウンドのような低線量率場の測定などに使われる。
・高線量率場(〜10mSv/h)では数え落としや窒息現象により正確な値が得られないので注意する。
・JISではエネルギー範囲60keV〜1.5MeVのレスポンスを0.5〜2.5としているので、放射線のエネルギーによっては、実際の線量率が指示値の0.5〜2.5倍程度になる可能性があることに気をつける。
(3)レムカウンター VICTOREEN 488A
・0.025eV〜15MeVの中性子線
・測定範囲50cpm〜800×1000cpm
・換算係数(本体側面に記載)