研究を志すみなさんへ

中性子を用いた研究に関心のある皆さんを募集しています.

当研究室は 京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻 の協力講座であり,大学院生としては京大工学研究科の入試を受けていただき,その所属になります.原子核工学専攻の案内はそちらのページで見ることができます.

随時研究室見学を受け付けております.お気軽にご連絡ください.また大学院入試に関しては,京都大学工学研究科原子力工学専攻の Web ページにお問い合わせフォームがありますのでご利用ください.

大学院入試・研究室見学
お問い合わせフォーム(工学研究科原子力工学専攻へリンクします)

熊取での研究と学生生活

student life

学部生の間の研究

学部4回生では,複合研の研究室に直接は所属できません. 京都の関連研究室に所属して実質的な研究を行うことは可能です (私たちの場合は,工学研究科原子核工学専攻の田崎准教授の研究室). 時々熊取に来てゼミに参加し,卒業研究をまとめましょう.

大学院生(修士)の間の研究

M1 の間は京都で授業を受けつつ,前半は2~3週間に1回,後半は1~2週間に1回程度熊取でゼミ参加します.修了に必要な単位をなるべく早くとってしまい,研究に専念できるようがんばりましょう.そして修論のテーマを決めます. M2 になったら本格的に実験が始まります.その前後で熊取に引っ越してくる場合が多いです.実験は東海村と熊取で,解析は熊取で行います.早い場合はM1でも学会発表のチャンスがあります.

大学院生(博士)の間の研究

D 以降は(ほぼ確実に)熊取近辺に住むことになります.熊取-京都間は電車で片道約2時間半かかるので,毎日通うのはちょっと無理です.授業や手続きなどで時々京都に行くこともあります.実験のために東海村などに出張することも多くなります.また学会で日本全国あちこちに出かけたり,国際会議で海外に行くこともあります.もう研究者の仲間入りです.

熊取での学生生活

複合研には研究室がいくつもあります.学生もけっこういて,学生同士の交流もさかんです(飲みに行ったり遊びに行ったり泊まりに行ったり,研究の相談をしたりグチを言い合ったり……).

熊取での日常生活

熊取は京都市内ほど都会でないですが,天王寺へ30分,大阪に1時間で出られる便利な町です.スーパーマーケットやコンビニなど日常生活に困ることはありません.また他の大学や専門学校がいくつかある学生の街なので学生向けのアパート・マンションも多くあり,リーズナブルです.

卒業後の進路

複合研はその名の通り「研究所」で,研究を主に行うところです. つまり,研究者を目指す人にはうってつけの環境です.

研究職への道

まずは博士号をとらなければなりません.研究に専念して,いい成果をあげましょう.その後一般的には,卒業後はポスドク(博士研究員)などを経て研究者になっていきます.もちろん簡単ではありませんが,積極的な支援体制があります. 主な就職先には日本原子力研究開発機構(JAEA)やJ-PARCなどがあります.

通常の就職

京都の工学研究科の研究室とまったく同等の取り扱いです. 不利でもなければ,有利でもありません.学校推薦もあります.