令和５年度一般公開、桜公開を開催しました

2023年4月10日更新

一般公開　令和5年4月1日（土曜日）開催

桜公開　　令和5年4月2日（日曜日）開催

京都大学複合原子力科学研究所では、令和5年4月1日（土）一般公開を実施しました。研究所の桜は満開の状態となり気温16.7℃、天気にも恵まれました。開催を心待ちにしてくださる方々の声や新型コロナウイルス感染症の状況、諸情勢も踏まえ関係者での協議した結果、3年ぶりに開催することができました。当日はのべ258名の方々にお越しいただきました。

今回の一般公開では、3ヶ所の施設見学といくつかのイベントを行いました。見学施設は、原子炉棟（研究用原子炉とホットラボラトリ）、イノベーションリサーチラボラトリ（FFAG加速器）、廃棄物処理棟（放射性廃棄物処理設備）です。研究用原子炉とFFAG加速器については見学ツアーを行いました。イノベーションリサーチラボラトリでは、サイクロトロン加速器によるホウ素中性子捕捉療法についてのパネル紹介も行われました。研究用原子炉は107名、イノベーションリサーチラボラトリは97名の方々が見学されました。イベントでは、図書棟会議室において、原子燃料工業株式会社における核燃料の製造工程や燃料製造施設の安全性についての紹介が、同会社の熊取営業所の方々によって行われました。
事務棟会議室では、「拡散霧箱実験（放射線の足跡を見る実験）」の展示と、身近な気体である酸素と水素の性質も紹介する化学実験ショーを開催し、多くの学生や家族連れの方々にご参加いただきました。

翌日の4月2日（日）に桜公開を開催しました。431名の方々に来所いただきました。

今後ともこのような機会を通じて、地域住民の方々をはじめとした多くの方々に、原子力とそれを支える基礎的な科学への理解の場を提供して、当研究所における研究•教育活動についてご理解とご協力が得られるように努力いたします。

最後に、今回の一般公開の開催にあたりご協力いただきました皆様方に感謝の意を表します。