同位体利用化学研究分野
| 教授 | 佐藤 哲也 | sato.tetsuya.6d*kyoto-u.ac.jp |
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元素周期表は、化学に携わる者にとって「地図」に等しい。周期表はどこまで続くのか?周期表上で原子番号の上限に位置する重い元素は、いったいどのような化学的性質をもつのか?第7周期が完成し、第8周期に踏み出そうとしている今、その興味は一層高まっている。事実、周期表の重い領域では、元素の持つ化学的性質が周期律に従わない可能性が指摘されている。
他方、原子番号の順番に並ぶ元素周期表を中性子数方向に拡大すると、原子番号が等しく質量数の異なる同位体に広がりを見せる。安定な同位体から質量数が離れるほど原子核は不安定となり、放射壊変をして安定領域に近づこうとする。このとき放出される放射線は、一般的な化学反応とは文字通り桁違いのエネルギーを持っており、高感度な分析手法としてのみならず、ピンポイントで細胞を破壊する「メス」となる力を秘めている。
同位体利用化学研究分野では、イオンビーム、気相化学的手法や溶液化学的手法をもちいて、超重元素の化学的性質の解明に取り組むとともに、これらの基礎となる核反応による放射性同位体合成、化学分離法を駆使して、医療用を含む有用放射性同位体の開発や、高機能検出器の開発を進めている。










