放射性同位体安全管理研究分野

特定教授沖 雄一oki.yuichi.4e*kyoto-u.ac.jp

※メールアドレスは * を @に置き換えてください

本研究分野は、放射性同位体(ラジオアイソトープ(RI)、放射性同位元素)の安全管理を中心に、放射線管理全般に役立つ基礎データの収集を行っています。放射線施設には加速器施設など施設の稼働に伴い、放射線の発生やRIの生成を伴う施設があり、これらを遮蔽したり、拡散させないようにする管理は、放射線安全管理の基本となっています。しかしながら、RIは種類も多く、生成後の挙動にはまだわかっていないことが多いので、RIの生成後の形態や挙動に関する基礎データを、広く収集することが求められています。本研究分野では具体的には次のことを行い、合理的な放射線管理に生かすことを目指しています。

1. 加速器施設の加速器室内の空気中または冷却水中に生成するRIの性状および挙動の研究

これらの研究は、放射線施設内に生成するRIを、環境中のRIの挙動研究(環境放射能研究)と同様に研究することから、放射線施設環境放射能研究ということかあります。

2. 種々のRI取扱い作業における飛散率の測定

 RI実験(トレーサー実験など)や放射化物品の切断、加工作業におけるRIの飛散率を測定し、内部被ばく防護などの放射線管理や、放射線施設の申請に役立てます。

3. 放射性エアロゾルの粒径測定法の研究

 内部被ばく線量の評価などに必要な放射性エアロゾル粒子の簡便な粒径測定法を研究しています。

error: Content is protected !!