加速器応用工学研究分野

准教授 石 禎浩 ishi.yoshihiro.4m * kyoto-u.ac.jp
准教授 髙橋俊晴 takahashi.toshiharu.4n * kyoto-u.ac.jp
助教 上杉智教 uesugi.tomonori.2n * kyoto-u.ac.jp

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この研究分野では、陽子円形加速器および電子線形加速器を用いた研究を行っている。内部標的を備えた陽子または重イオン蓄積リング(ERiT)を用いて様々な分野での応用研究を行っている。例1:ERITでは高効率の2次粒子生成が可能であるため、ミュオン核変換による放射能除去、ミュオン触媒核融合等を目的としたミュオン生成に関する研究。例2:前人未到の119番、120番元素の生成を目指す。従来方式ではビームは超重元素生成のために1回だけターゲットに当てる方式であるが、ERITリングを用いた方式では内部標的を用いるため、100倍程度の生成数が見込まれる。

また、電子線型加速器などの高エネルギー電子ビームを用いて、ミリ波からテラヘルツ波の波長領域における新たな大強度光源の開発と分光法の開発を行うとともに、光物性、顕微イメージング分光などへの応用研究を行っている。

 

図1 エネルギー回復内部標的を備えた蓄積リング(ERIT)によるミュオン生成。