原子力防災システム研究分野    研究室のサイト

教授 黒﨑 健 kurosaki.ken.6n*kyoto-u.ac.jp
准教授 上林 宏敏 uebayash*rri.kyoto-u.ac.jp
特定助教 熊谷 将也 kumagai.masaya.3n*kyoto-u.ac.jp

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本分野は、材料科学と防災工学の二つの専門分野を対象としている。

材料科学の分野では、核燃料・原子炉材料の基礎物性を評価している。これにより、原子炉の安全性や経済性の向上を目指している。加えて、熱を電気に直接変換する熱電材料の高性能化や新材料開発をすすめている。自動車や工場からの排熱を有効活用する排熱回生発電や身近にあるわずかな温度差で発電する微小環境発電の実現を目指している。さらに、材料科学と情報科学が融合した「マテリアルズ・インフォマティクス」に、世界に先駆けて取り組んでいる。

防災工学の分野では、エネルギーの安定供給や生活継続に必要な防災戦略の研究と教育を行っている。世界で起こるマグニチュード6以上の大きな地震のうち約20%が、日本の国土とその周辺で発生している。このような厳しい自然環境の下で,安定的にエネルギーを供給するにはエネルギー関連施設や都市の耐震性向上及び被害後の回復力が重要となる。これら地震防災対策に必要な、地盤や施設の揺れの予測、建物の震動特性に関する研究を行っている。

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図1 自動車におけるエネルギーフロー、燃料であるガソリンの持つエネルギーの75%が熱として捨てられている。熱電変換によりこの熱を回収し電気に変換して再利用する

図2 文科省プロジェクトの一環として,構築した和歌山平野の地下構造モデル(中段)と中央構造線断層帯の震源モデルを用いて数値実験により推定した計測震度分布