粒子線生物学研究分野 研究室のサイト
教授 | 天滿 敬 | temma.takashi.3s*kyoto-u.ac.jp |
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助教 | 真田 悠生 | sanada.yu.6n*kyoto-u.ac.jp |
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(1) 新規分子イメージングプローブの開発
生体内で起こる様々な生命現象を分子・細胞レベルで捉えて、体外から画像として観
察する生体分子イメージング法は、疾患を早期・質的・非侵襲的に診断することを可
能とします。効率的な診断・治療の一体化を目指し、新しいタイプの分子イメージング
プローブの開発に取り組んでいます。
(2) BNCTの発展に向けた新規薬剤の開発
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は、ホウ素と中性子の核反応により、がん細胞を選
択的に破壊できる革新的ながん治療法です。BNCTの治療成績向上のための新し
いホウ素薬剤の開発や、BNCTの基礎研究の効率化のためのホウ素検出試薬の開
発など、BNCTへの多面的な貢献を目指した研究を進めています。
(3) がん治療の発展に向けた細胞内経路の研究
がんの治療抵抗性は、がん細胞や周辺の細胞の細胞内経路の働き方に関係してい
ると考えられています。これらの細胞の特性に着目し、どのような細胞内経路が、が
ん細胞の生存や増殖に関わっているのかを明らかにするための分子生物学的な研
究を行っています。細胞内の働きを知ることで、新しい治療ターゲットや、バイオマー
カーの発見につながることも期待されます。