・研究炉部からのお知らせ (今までの記録)
 

   平成17年 5月24日付   平成17年 1月26日付

   平成16年12月22日付   平成16年 2月13日付

   平成16年 2月 2日付   平成16年 1月 6日付

   平成15年11月20日付   平成15年10月10日付

   平成15年 8月 5日付   平成15年 7月25日付

   平成15年 6月25日付   平成15年 6月18日付

   平成15年 5月22日付   平成15年 5月 7日付

 

   平成14年度

   平成13年度

   平成12年度

   平成11年度

   


研究炉部からのお知らせ(5月24日)

 研究炉は、平成17年5月19日現在、概ね順調に第40回の定期検査が進行中であり、
これが無事に終了すれば、6月からは平成17年度上半期の運転に入ります。
平成17年度の運転計画では、利用週は上半期と下半期とを合わせて29週、
そのうち15週が定格出力利用、1週が1MW利用運転、あとは低出力利用、
特性利用などとなっています。医療照射は基本的には毎週1日行うことになっています。
 おかげさまで、昨年度、研究炉の運転は極めて順調でした。
高濃縮ウラン燃料による最後の運転となる平成17年度の運転も平穏無事に終えられるよう、
研究炉の運転に従事している者として、皆様方のご協力も得ながら最善を尽くしたいと存じます。


研究炉部からのお知らせ(1月26日)

今年度のKURの運転は、今週を含めてあと3週を残すのみとなりました。いずれも300kW運転ですが、
来週の運転では300kW運転と医療照射のための5000kW運転があるため、キセノン毒作用を考慮
して運転スケジュールを変更しますのでご注意下さい。新しい計画では、2月1日午前から2月2日の午前まで
300kW運転を行った後、医療照射の準備が整い次第5000kW運転に切り替え、2月3日の夜まで連続
運転することにしています。医療照射は、2日に3件、3日に4件実施される予定です。2月3日の夜は、
医療照射が終了次第停止する予定です。その後、2月15日の週からはオーバーホール期間に入る予定です。


研究炉部からのお知らせ(12月22日)

 研究炉部からのお知らせがしばらく滞っていましたが、今週から復活させましたので、
よろしくお願いいたします。

 今週のKURの運転は、12月21、22日の2日間、それぞれ単日で低出力利用運
転の予定でしたが、両日とも医療照射が3件ずつ入り、5MWの定格出力運転に変更され
ました。これで今年の運転は終了します。来年は、1月7日に特性利用運転、1月12
〜14日に定格出力利用運転し、その後、2月第2週まで各週300kWの低出力で連
続運転の予定です。2月15日の週からはオーバーホール期間に入る予定です。


研究炉部からのお知らせ(2月13日)
 今週は、平成15年度最後の運転週となりました。10日(火)には、医療照射が実
施され、5MWの1日運転を行い、12日から13日午後3時迄の300kWの連続
運転をもって、本年度のKUR運転を無事終了いたしました。来週からは、施設定期
検査の準備として、炉心作業の他(冷却塔及びホットサンプ配管の塗装、実験孔周り
の作業、燃料返送のための準備作業、重水設備年次点検、浄化系ラインのガスケット
交換作業、計装系記録計校正、プロセス系オーバーホール、など等)、種々の作業が
予定されています。KURの施設定期検査は2月25日から6月3日までの期間を予
定しております。
 本年度一年間にわたり、大きな問題もなく無事KURを運転できましたことを何よ
りと存じております。またKURをご理解を戴き、支えていただきました多くの皆様
方に改めて御礼申し上げます。今後とも皆様に愛されるKURとして、安全管理には
万全を期して参りたいと存じますので、皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。


研究炉部からのお知らせ(2月2日)

 平成16年1月を迎えてから、KURでは8日、9日の5MW運転、14〜16日
の5MW定格出力による連続運転を実施いたしました。1月20日の週から4週間は
300kWの低出力連続運転を予定しておりますが、火曜日に医療照射の申請がでた場合
には5MW運転を行い、当日夕方、運転を一旦停止し、翌朝から改めて300kW運転に
入る計画となっています。1月末から2月にかけては、一年を通して最も寒い時期ではあ
りますが、冷却水が冷えすぎることもなく300kW連続運転は順調に実施されております。
 1月に入って、8日、14日および27日に医療照射が実施されています。今後の医療
照射は、2月3日、10日に予定されていますが、その後の12,13日の300kW運転
をもって本年度のKUR運転は終了します。その後、炉心内燃料の移動作業も含め、施設
定期検査のための準備に入ります。第39回施設定期検査は2月25日から6月3日まで
の期間として計画されています。

研究炉部からのお知らせ(1月6日)
 新年明けまして、おめでとうございます。本年もKURの安全管理には、万全を
尽くして参りたいと存じますので、皆様のご協力、ご支援をお願いいたします。
 昨年末の12月には、2日の週、9日の週、および16日の週と順調に5MWの定
格出力運転を行うことができ、利用者の皆様にも大いに活用していただきました。ま
た、その間には、毎週のように医療照射も実施され、これらを合わせると、平成15
年1月から12までの間に実施された医療照射は29件を数えております。
 平成16年を迎えて早速、KURは、8日、9日の運転に続き、14〜16日には
5MW定格出力による連続運転を予定しています。その後、1/20の週から4週間
は300kWの低出力連続運転が続き、2月13日(金)までの運転をもって平成15
年度のKUR運転は終了いたします。その後、KURでは2月25日から6月3日ま
での予定で第39回施設定期検査に入ります。


研究炉部からのお知らせ(11月20日)
  KURでは、10月21日からの連続運転週において24日(金)の0時41分、
低温照射装置の内圧異常により自動停止致しました。低温照射装置は、KURに隣接
設置されている照射装置と言うことで、保安規定上安全確保の観点から、装置に異常
があれば、その旨KURに信号を送る機能を持たせている関係上、装置からの異常信
号がKURの自動停止を招いたことになります。これは、いわゆる計画外の停止と言
うことで、大臣への報告対象として扱われることになりました。その後、原子力規制
室との協議の結果、低温照射装置を切り離す、すなわちKURの運転に直接支障を及
ぼさないようにすることで運転を再開できることになりました。低温照射装置の状況
確認、不調の原因究明・対策は、今後できるだけ早期に対応していただくよう、関係
者でご検討戴いております。
  この度の低温照射装置の問題でKURが自動停止致しました件については、関係
各方面の皆様、利用者の皆様には多大のご迷惑とご心配をお掛けし、誠に申し訳なく
存じております。今後も安全管理には、万全を尽くして参りたいと存じますので、皆
様のご理解、ご協力をお願いいたします。
  お陰様で、KURは10月28日(火)から予定どおり5MW運転に入り、医療照射
も含め、多くの共同利用を進めていただいております。11月4日の週は、保守の週
として炉心内燃料配置の調整、燃料要素の点検等を行い、11日の週は3MW連続運
転、18日の週は5MWの定格出力運転を何れも順調に行っております。


研究炉部からのお知らせ(10月10日)
 KURでは、夏季オーバホールの時期を終えて、9月に入ってから臨界実験、核計
装系の調整、出力較正、特性試験運転などを経て、17日からは5MW定格出力利用運
転を開始しております。その間には、第2四半期の保安検査が行われましたが特段問
題もなく終了いたしました。9月期の医療照射についても特に問題なく実施されまし
た。共同利用も各種実験が実施される中、多くの利用者を迎えています。また、10
月第1週には3MW運転ではありましたが、KUR以外のテーマも含め7テーマについ
て大学院生のカリキュラムの一環となる実験も順調に実施されています。


研究炉部からのお知らせ(8月5日)
 平成15年度のKUR年間運転計画の下半期案では、平成16年1月、2月におい
て100kW運転が計画されておりますが、本年1月、2月に実施いたしました100kW運転
の実験結果に基づく実験者グループからの要請と、この時期の気候条件を顧慮した結
果、300kWの運転に変更することを計画しております。7月28日の原子炉安全委員
会において、研究炉部から本変更案について提案・説明し、了承を得ることが出来ま
した。
 ご関係各方面の皆様、実験グループの皆様には、本変更案に対しご理解、ご協力
いただきますよう、お願い申し上げます。簡単ではございますが、ご案内とお願いま
で。


研究炉部からのお知らせ(7月25日)

 7月に入って、KURでは、1日から3日間、3MWの連続運転を行いました。引
き続き8日から、および15日からは何れも定格出力(5MW)運転を実施しておりま
す。この時期、夏休みを前にして共同利用研究も多数実施されています。
 7月23日は、低出力運転日として100kW運転を行っています。24日には、予定
されていた医療照射は都合で取り下げとなりましたが、一般利用のための運転として
5MW運転を実施いたしました。来週からは、夏のオーバホールに向けての準備として、
KUR炉心燃料移動、その他の作業が計画されています。夏明けのKURの運転は、
9月11日〜12日から始まり、翌週の9月17日から本格的な利用運転となります。
 また、これらの間に、使用済燃料返送のための準備作業を並行して進めております。


研究炉部からのお知らせ(6月25日)

 KURでは、6月17日に起動前点検終了後、11時58分から20日9時迄の
予定で5MWの連続運転に入っていたところ、19日の16時過ぎに運転班員が制御卓
の微調整用制御棒の位置指示計が作動していないことに気付いた。直ちに関係部室
長、班長、担当者らに(オフサイトセンターには中央管理室から)連絡を取ると共
に、放射線の漏洩/モニター関係には異常がないことを確認した。炉頂現場での微調
整用制御棒は正常に作動していたが、制御卓の位置指示計の指示値に全くの動きも見
られなかったことから、原子炉の運転に直接支障を及ぼす程のものではないまでも、
このまま継続して運転を続けることは好ましくないとの判断により17時48分KUR
を手動により停止した。
 5MW連続運転後、炉心に関わる作業を行う場合はキセノン等の影響が十分無くな
るのを待つ必要性から、微調整用制御棒系統の点検作業は23日(月)に行うことと
し、20日(金)はそのための準備を進めた。
 23日は、朝9時から起動前点検を開始し、微調整棒を取り外し、点検を行った
結果、微調整棒を駆動するモータとシンクロ発信機との間のカップリングが破断して
いることが判明した。修理措置としては、これを新品のカップリングに交換し、作動
テストを繰り返した後、微調整用制御棒の作動に問題のないことを確認した。
 23日夕刻には、KUR主任技術者が直接原子力規制室まで状況説明に出向かれ、
医療照射を含む24日、25日の運転再開に向けての承認を得ることができた。
 今回の問題においては、地元(1町2市、府)を始めとした関係各方面の皆様に
は大変ご迷惑をお掛けいたしましたことについて、心よりお詫び申し上げます。ま
た、共同利用者の皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしましたが、各方面各位のご理解
とご協力を得まして、幸い24,25の両日は予定どおりKURの運転を実施すること
ができました。改めて皆々様に御礼申し上げます。



研究炉部からのお知らせ(6月18日)
 KURでは、第38回施設定期検査において5月21日に合格証を戴きました。
ご関係方面の皆様から戴きましたご協力、ご理解に改めてお礼申し上げます。
 この度、新しく研究炉部にお迎えする所員に対し、先日来より教育訓練を実施し
て参りましたが、所定の教育を終えましたので、23日には新入部員5名に対し、
KUR運転の訓練を実施いたしました。
 5月30日には、特性・利用運転を行った後、6月3日(火)からは、週を単位と
する5MW(定格出力)連続利用運転に入っております。多くの一般利用、所員との共同
利用、プロジェクト研究利用などのほか、3日には中性子ホウ素捕捉療法(BNC
T)による医療照射が行われ、その後10日、17日においても無事医療照射が実施
されております。
 今年度からは、一週における連続運転時間が68時間程度に変更されました。火
曜日起動においては、原則的には、金曜日の朝9時にKURを停止することになりまし
た。また、月曜日が休日となった場合は、原則として水曜日にKURを起動することに
なりましたが、この場合は金曜日の午後3時まで約50時間の運転を行います。金曜
日のKUR停止時刻が早くなった理由の1つは、年間を通じて運転を行う週を多めに確
保しながら、停止後余裕を持って実験等の片付けができる様にとの要望に応えたもの
です。


研究炉部からのお知らせ(5月22日)
 KURでは、3月3日より第38回施設定期検査の期間に入り、当検査に向けて万
全の準備・諸試験・検査を進めて参りました。5月に入って第2週目には、監督官庁
による安全保護系、冷却系、運転制御・核計装プロセス系等に関する第1回目の立会
検査を受けております。これに付きましては、無事、合格を戴くことができましたの
で、次のステップとして出力運転に向けての準備、点検・調整を進めた後、5月20
日、21日の両日にわたる第2回目の立会検査の結果、総合判定としてKURの第3
8回施設定期検査について合格証を戴くことができました。平素よりお世話になって
おります各方面、ご関係の皆様には改めてお礼申し上げますと共に、KURの施設定
期検査に合格できましたことをご報告をさせて戴きます。
 今後のKURの運転としては、早速、5月23日(金)に新入部員に対する訓練運転
が予定されています。その後、5月30日からは、KUR使用計画に従った共同利用
運転に入り、6月3日(火)の週以降、週毎の5MW連続運転に入ります。
 今後もKURの運転に際しましては、安全管理に万全を期して参りたいと存じてお
りますので、皆様方から一層のご支援ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げま
す。


研究炉部からのお知らせ(5月7日)

 KURでは、3月3日から5月29日までを施設定期検査期間として、原子炉の
本体を始め、電気系統、機械系統などの点検調整、機器の較正点検など、平素は行え
ない保守修理、工事関連作業を進めております。主なものとしては、冷却塔関係の点
検、冷却ポンプの作動確認と調整、核計装・プロセス計装の較正点検、制御棒駆動機
構分解点検調整、燃料の健全性検査、燃料等の輸送管の点検調整、燃料キャスクの点
検、炉室の気密性の点検、炉心タンク内観察、圧気輸送管作動試験、重水照射設備の
年次点検などを行っております。これらの結果を踏まえ、あるものについては監督官
庁による書類検査を受け、またあるものについては施設定期検査の立会を受けること
になります。
 当施設定期検査中は、研究炉部のみならず、放射線管理部、放射性廃棄物処理部、
実験設備管理部、工営掛などにおいても、互いに連絡を取り合って予め作成した業務
計画に従い、持ち場持ち場においても安全管理に努めているところです。