京都大学 複合原子力科学研究所
核放射物理学研究室

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メスバウアー分光測定条件

メスバウアー分光測定条件

典型的な測定条件と実験装置は以下のとおりです。
メスバウアー核種の特性上、実験が難しい場合があります。詳細についてはご相談ください。

○温度変化測定
メスバウアー分光対象核種 測定装置 常用温度条件 備考
全核種 フロー型クライオスタット (液体He)4K~室温
(液体窒素) 77K~室温
線源は室温、試料のみ冷却
密封線源核種(Fe,Eu,Sn) 冷凍機型クライオスタット 30K程度 線源は室温、試料のみ冷却
全核種 冷凍機型クライオスタット 15K~40K程度 線源と試料を同時に冷却

○強磁場下メスバウアー分光用超伝導マグネット測定条件
メスバウアー分光対象核種 印加磁場 印加磁場方向 常用測定温度
密封線源核種(Fe,Sn,Eu) -14~14T ガンマ線と並行 4~100K
全核種 -8T~8T

液体Heを使用する実験は原則、実費をご負担していただきますのでご了承ください。

○その他の測定装置
高温測定用チャンバ 測定温度:室温~573K程度
内部転換電子メスバウアー分光(CEMS)用検出器 測定温度:室温

その他の測定条件についても、ご希望がありましたら検討しますので、ご相談ください。