研究室概要
京都大学杉山研究室は、2011年5月に産声を上げました。以来、中性子に関する幅広い分野で研究を進め、現在では、中性子小角散乱分野で世界でも屈指の研究室となっています。
協力講座 | 京都大学理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 物理学第一教室(生体分子構造) |
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所属 | 京都大学複合原子力科学研究所 粒子線物性学分野 |
メンバー | 教授:杉山正明 特任教授:裏出令子 准教授:井上倫太郎 助教:守島 健、清水将裕 事務:北口真琴(テクニシャン)、高田貴美子(事務補佐員) 学生:川崎 夏輝、會澤 直樹、坂本璃月 |
Our Vision
未来を拓く 中性子
私たちの始まりは中性子の小角散乱研究でした。そして時計タンパク質に着目し、研究の領域を広げてきました。
- 誰も思いつかなかった手法を考え出し
- 誰も見たことがない現象を見つけ出し
- 誰も知らなかった原理を解き明かす
- +楽しくサイエンスを!(エスプリを忘れずに)
基礎研究から生まれる成果は人類の知的財産です。基礎科学は知の飛躍をもたらし、そこから生まれる先端技術はイノベーションを起こし、新たな価値を創造します。そして直接的、間接的に社会の発展に寄与します。
Our Mission
杉山研究室は新しい概念を築くような科学的知見の獲得、汎用性の高い実験技術の開発、 そして産業利用につながる奥行きのある研究をしています。タンパク質解析技術の研究開発・人材育成・社会貢献を通じ、社会に変革をもたらすことを使命として、各種の活動を進めています。具体的には、研究開発・人材育成・社会貢献の3つの活動の柱を主軸に、「新技術開発」「論文・書籍執筆」「教育」「共同研究」の活動をしています。切磋琢磨できる研究環境をつくり、独創的で国際感覚に溢れた人材の育成を目指しています。
6Leading Projects
- 1.新世代中性子構造生物学の創設
- タンパク質の階層間連携ダイナミクスを世界で初めて解明する!
- 2.時計タンパク質の作動原理の解明
- 時計タンパク質Kaiにおける同期機構を世界で初めて解明する!
- 3.混雑条件下におけるタンパク質の構造・ダイナミクスの解明
- 真の生体環境下でのタンパク質の構造研究(in cell SANS)をしたい!
- 4.極限状況下におけるタンパク質の構造・ダイナミクスの解明
- 深海生物はなぜ生きられる?(ひょっとしたら生命起源も@熱水鉱床)
- 5.食品科学
- 食品物性を左右するナノ構造は何か?
- 6.精密合成高分子の構造・ダイナミクス解明
- らせん高分子の反転機構の解明
2 Joining (Big) Projects
- 1.遺伝子発現機構の解明
- クロマチンポテンシャル解明プロジェクト
- 2.自己集合分子の精密設計
- ナノサイズ精密自己集合体のデザインシステム及び構造体の作成
- +国内の各分野をリードする研究室との共同研究を展開