2023 SATELLITE MEETING

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日本中性子科学会第23回年会サテライトミーティング
「次世代中性子ビーム実験装置の連携と展開」開催

本年度より詳細設計が始まったもんじゅサイト新試験研究炉はもとより、 J-PARC MLF 第2ターゲットステーションやJRR-3の後継炉など、 次世代に向けた大型中性子実験施設の計画や構想が存在する中、それらの施設において整備すべき実験装置については、 時代にマッチした仕様や性能、あるいは対象とすべき学術や産業の趨勢を現時点から視野に入れて、 長期的な展望のもとに検討を進めていくことが重要です。

また、近年、加速器を利用した中小型中性子源の開発が精力的に進められており、 多様性を持った学術利用・産業利用の発展を目指して、 複数の大型施設間、あるいは大型施設と中小型中性子源の連携を見据えて、 要素技術の開発や解析手法の高度化、 測定対象に応じた利用の分担など実験装置開発における共通の課題を継続的に議論する場が必要です。 一方、大型中性子実験施設の建設は頻繁に実施されるものではないため、 装置の設計や建設のプロセスと技術の継承、あるいは技術者やサプライヤーの確保など、 考慮すべき課題も山積しております。

そこで、これらのテーマについて議論を深めるため、京都大学複合原子力科学研究所 新型研究炉開発・利用センターでは、 9月13、14日に北海道大学において開催される日本中性子科学会第23回年会に合わせて、 下記の通り、「次世代中性子ビーム実験装置の発展と連携」と題したサテライトミーティングの開催を計画しております。

このミーティングを通じて、国内の中性子ビーム実験装置の開発や運用に携わる研究者・技術者の連携を深めるとともに、 将来的な中性子科学の発展に向けた協力体制構築の端緒とできれば幸いです。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  • 題目:次世代中性子ビーム実験装置の連携と展開 (日本中性子科学会第23回年会 サテライトミーティング)
  • 日時:2023年9月12日 14:00-17:30 (年会実施日の前日)
  • 場所:北大工学研究院(1-17室)およびZoomによるハイブリッド開催
プログラム(敬称略)
  • 14:00-14:05 はじめに 杉山正明(京大複合研)座長 杉山正明
  • 14:05-14:15 新試験研究炉への期待 大竹淑恵(日本中性子科学会会長・理化学研究所)
  • 14:15-14:40 もんじゅサイト新試験研究炉の概要 佐藤信浩(京大複合研)
  • 中性子ビーム実験装置の現状と展開 座長 井上倫太郎(京大複合研)※講演15分 質疑10分
  • 14:40-15:05 小角散乱 佐藤信浩・守島健(京大複合研)大場洋次郎(豊橋技科大)
  • 15:05-15:30 イメージング 鬼柳善明(北大)
  • 15:30-15:35 休憩
  • 15:35-16:00 反射率 山田悟史(KEK)
  • 16:00-16:25 粉末回折 社本真一(CROSS)
  • 16:25-16:50 非弾性 佐藤卓(東北大多元研)
  • 16:50-16:55 休憩
  • 16:55-17:20 総合討論 座長 佐藤信浩
  • 17:20-17:30 終わりに ―新試験研究炉の在り方について― 柴山充弘(CROSS)

以上