メンバー | 杉山研究室 | 京都大学複合原子力科学研究所

専門分野: ナノ構造物理学
生体高分子溶液構造、ダイナミクス,溶液散乱（SAXS,SANS,QENS,NSE）
所属学会: 日本物理学会、日本生物物理学会、日本中性子科学会
研究テーマ: 生体高分子をはじめとしたナノスケール構造を持つ物質の物性研究
研究概要: 主として生体高分子を対象としてナノスケールの物質構造・ダイナミクス研究を進めている。中性子・X線小角散乱法を中心に動的光散乱法・分析超遠心法・質量分析法を用いた統合的測定法を開発し、更に計算機科学とも連携して生体高分子の溶液中での構造・ダイナミクスと機能との関係を探求している。

データベース

Researchmap URL: https://researchmap.jp/penguin77
ORCID ID: https://orcid.org/0000-0003-2416-1426

連絡先

京都大学複合原子力科学研究所／粒子線基礎物性研究部門研究室第二研究棟309号室
E-maill : sugiyama.masaaki.5n@(@以下はkyoto-u.ac.jp)

裏出令子

URADE Reiko

特任教授

学歴・職歴

京都大学食糧科学研究所助教授
京都大学大学院農学研究科准教授
京都大学大学院農学研究科教授
京都大学複合原子力科学研究所特任教授

研究分野

専門分野: 農芸化学、食品生化学
所属学会: 日本農芸化学会、日本生化学会、日本分子生物学会、日本蛋白質科学会
プロフィール: 京都大学食糧科学研究所では、動物細胞の生体膜リン脂質の脂肪酸側鎖と生理機能との関係を研究した。その過程で、動物細胞の小胞体でのタンパク質の構造形成と品質管理に作用するER-60を発見した。食糧科学研究所から農学研究科に移行後は、人類が利用している主要な植物性タンパク質である種子貯蔵タンパク質の食品加工特性と構造との関係および小胞体での種子貯蔵タンパク質の構造形成機構と品質管理に焦点をあてた研究を行ってきた。現在はER-60を初めとするマルチドメインタンパク質の機能を構造ダイナミクスの観点から理解することを目指し、複合原子力科学研究所にて量子線小角散乱等の物理的手法と分子生物学及び生化学的手法を融合した学際的な研究を推進している。
研究テーマ: 食品タンパク質の高次構造形成機構および食品タンパク質の構造と品質との相関関係の解明
研究概要: 植物性食品タンパク質の改変による、高品質化タンパク質の開発をおこなうための基礎研究を行っている。タンパク質含量がきわめて高いダイズおよび特異な食品加工特性を有するコムギに着目し、小胞体での種子貯蔵タンパク質の構造形成、品質管理、集積の分子機構の解明に取り組んでいる。また、コムギタンパク質やダイズタンパク質の構造と、これらのタンパク質がもつ食品加工特性および生理機能性との関係を研究している。また、動物細胞小胞体における糖タンパク質のフォールディング酵素ER-60の機能を、構造ダイナミクスの観点から理解することを目指して、量子線小角散乱等の物理的手法と分子生物学及び生化学的手法を融合した学際的な研究を推進している。