講師派遣 登録テーマ一覧

2022年(R4年)9月1日現在
No 分野 テーマ テーマの概要 対象者
小学生 中学生 高校生 大学生 社会人 その他
原子力関係
1 原子力 原子炉の話 原子炉の原理、その利用目的、安全に対する考え方などを説明します。
2 原子力 核エネルギーの利用法 原子核エネルギーの利用法について、放射線の利用から核分裂、核融合反応を含めた原子核反応の利用に至るまでを、研究への利用を含めて紹介します。
3 原子力 研究用原子炉の解説とその応用について 研究用原子炉の概要と、学術・産業利用等、どのように社会に役立っているかを解説します。
4 原子力 臨界事故とは? JCOの臨界事故の経過を紹介するとともに、臨界とは何か?、臨界事故とは何か?、について日本原子力研究所における追跡実験の紹介を含めて説明します。
5 原子力 原子炉の事故とは? チェルノブイリ原子力発電所事故、スリーマイル島原子力発電所事故、東京電力福島第一原子力発電所事故の概要を紹介しつつ、原子炉の事故とはどのようなものか説明します。
6 原子力 核燃料と原子力材料 原子力発電所で用いられている核燃料と原子力材料について、その特徴や要求される機能、開発の歴史等、はばひろく解説します。
7 原子力 革新炉と原子力イノベーション 最近注目を集めている革新炉の開発動向と、それらをとりまく原子力イノベーションについて、はばひろく解説します。
8 原子力 原子力と放射性廃棄物 原子力を利用すると放射性廃棄物が出てしまいます。放射性廃棄物とは何か、人間はどのように対応できるか、について解説します。
環境・防災関係
9 環境 環境で水をきれいにするには 皆さんは川の水が汚れているとか、これをもっときれいにできないかとか、思ったことはありませんか?リサイクル社会の構築とあわせてきれいにする方法をお教えします(皆で考えましょう)。
10 放射線 広島原爆と水俣病の話 環境の汚染は時に深刻な被害を与えます。実態を知って、このようなことが世界のどこかで起こることを防止するためにどのようなことをすればよいのか、考えましょう。
11 防災 東南海・南海地震に備える 今後30年以内に発生する可能性が高い巨大地震にどのように備えるべきか。そのためには地震やその時の揺れを知ることが重要です。
物理・化学関係
12 物理 光の不思議 身近な至る所に光はあふれています。
しかし、光っていったい何でしょう?
ここでは、光と光が重なりあった時に出来る現象ー干渉現象ー等、光の不思議について紹介します。
13 物質科学 放射線を使って物質を調べる 身近でよく目にする鉄やアルミなどの金属そしてパソコンの中で重要な役割を果たしている半導体のように様々な性質の異なった物質が我々の世界に存在しています。これらは一体何が違っているのでしょうか?そのような違いを調べるのに放射線は大変重要で今や不可欠なものになっています。放射線を使って物質を調べる方法についてお話します。
14 物質科学 ナノスケールに見られる不思議な構造−ソフトマテリアルサイエンス− 近年、物質化学の分野で良く聞かれる言葉「ナノ」「ソフトマテリアル」について、「高分子」を題材としてこれらの言葉の意味する「サイエンス」の一端を紹介します。ナノメータ(nm)は、1mmの100万分の1を表す単位ですが、これまで困難であった1-1000nmの大きさでの物質の構造を制御する事によりその物質の性能を格段に引き上げたり、新たな性能を付加することが、可能になりつつあります。ここでは、高分子を代表とするソフトマテリアル(半導体などを代表とする「硬い」ハードマテリアルに対して、プラスチック・ゴム・ゲルなどの「軟らかい」物質群の総称)において構造制御の基本となる科学原理は何なのかを解説します。
15 物質科学 高分子の構造と機能~「物質の三態」から離れて 分子が無限に連なることで、ある時はそろいやすくなり(秩序)、またある時はそろえることが難しく(無秩序)なります。このような「高分子」の世界では単分子やイオンの世界での「物質の三態」の概念は必ずしも通用しません。現れる現象は溶液系とは似て異なる世界を背景とするもので、そこから新たな機能性が導かれることになります。合成繊維で見出される新たな働きが、私たちの身体を素材とする世界でも見出されるかもしれません。
16 生物物理学 タンパク質の
立体構造と生物機能
タンパク質の立体構造解析について説明し、その固有の立体構造と固有の機能の関係、これが破綻することによる疾病の可能性などについて解説する。コンピュータグラフィックスによるタンパク質モデルの3次元表示程度なら小学生高学年も可。
17 生物物理 遺伝子の形を探る 私たちの遺伝子は一体どのような形をしているのか? ワトソン-クリックのDNAの基本構造の発見から現在行われている最先端の研究までを概観し、遺伝子の持つ本質について考察します。
18 医学物理 放射線診断と放射線治療の物理 現在の医学において放射線診断は必要不可欠なものであり、放射線治療に対する期待も大きくなっています。同じ放射線でも、診断に使われるものと治療に使われるもので何が違うのでしょうか? これらの技術を支える物理について解説します。
19 物理 放射線計測と不安定原子核の研究 放射線計測技術及び不安定原子核の研究について、不安定原子核の生成法を交えて紹介する。
20 物質科学 熱電材料と熱電変換 熱を直接電気に変換する熱電変換について、仕組み、システム・デバイス、応用まで幅広く解説します。
21 化学・薬学 癌の標的放射線治療とは? がんが全身に転移すると、局所的な治療では対応できなくなります。放射性同位元素を癌腫瘍に運搬する治療法が、このような場合に効果を発揮することが注目されています。この原子炉や放射性廃棄物より生産する治療薬をめぐる国内外の状況についてお話しします。
生物・医学関係
22 医学 放射線の人体への影響 放射線によって受ける体への影響は、受ける放射線の量や体の部位によってさまざまです。放射線が人の健康に及ぼす障害について解説します。
23 健康科学 放射線と健康 放射線というと、なにか怖いと感じるという方がおられます。しかし、放射線は医療や産業で広く使われ、なくてはならないものです。放射線の医療への利用について紹介するとともに、放射線被ばくによる健康への影響(リスク)について解説します。 医療関係者
24 医学 癌の放射線療法 悪性腫瘍の治療において、放射線療法は手術、抗がん化学療法と並んで3本柱の一つである。特に近年の進歩は著しく、高精度X線治療が広く行われるようになった。また、陽子線治療や炭素イオン線治療などの粒子線治療も行われている。従来なら手術が優先された癌でも放射線治療で治癒が達成出来る時代となった。斯うした最近の治療技術・成績の進歩を解説する。 医療関係者
25 医学 ホウ素中性子捕捉療法(BNCT) ホウ素中性子捕捉療法は、原子炉あるいは小型加速器から取り出される中性子線とホウ素(B-10)との反応で発生する2つの重粒子線でがん細胞を選択的に破壊するユニークな治療法です。BNCTの原理、適応疾患、今後の展望などを解説します。 医療関係者
26 生物 放射線生物学概論 1895年にX線が発見されて以降、放射線の細胞・生物に与える影響が少しずつ明らかとなり、一部は癌治療などの医療に応用されています。放射線がどのように細胞・生物に影響を及ぼすのか、生物やわれわれヒトの身体にどのような影響があるのか、どのように癌が放射線で治るのか、このような疑問を解決していく学問を放射線生物学と呼びます。放射線の細胞・生物への影響についてわかりやすく解説します。 医療関係者
27 生物 模擬実験で考える放射線の生物影響 野外調査では不確定要素が多く判断しにくい放射線の生物影響について、要素をシンプルにした実験室内での模擬実験を通して放射線の生物影響を考察します。
28 生物 生物と物質 動物、植物、菌類などの生物の体内で起きているDNAやタンパク質の非常にミクロな反応を、様々な分析方法を紹介しながら解説します。
29 医学物理 様々な放射線治療装置 放射線の医療応用としてX線、陽子線、炭素線、中性子線が治療に用いられています。それぞれの放射線の性質と、どのように発生し治療に用いられているか、最近の知見を交えて解説します。