配属先と主な業務内容-放射性廃棄物処理部-

放射性廃棄物に関すること、すなわち研究所内で発生した放射性廃棄物の収集・運搬及び放射性廃液の処理が主な業務です。


・日々の業務

放射性廃液の処理:処理する前に廃水のモニター(廃水中に含まれる放射性物質の量を確認する作業)を行い、その結果に基づいて蒸発濃縮処理・凝集沈殿処理・イオン交換処理のいずれかの処理を行っています。

研究所内で発生した放射性廃棄物の収集及び引渡し:原子炉施設やホットラボ棟などでは放射性物質を使用した実験が行われています。その過程で発生した放射性廃棄物は、定期的に放射性廃棄物処理部が収集し固形廃棄物倉庫などの施設に保管します。放射性廃棄物の種類によっては公益社団法人日本アイソトープ協会へ引渡しています。


・保守作業

放射性廃液処理プラントの維持管理業務:放射性廃棄物処理部は放射性廃液処理プラントを所持しています。放射性廃液を処理したり放射性廃棄物を安全に保管・廃棄するためには不可欠なものであるため定期的に性能検査を実施しています。場合によっては部品を交換してプラント等の性能を維持しています。

放射性廃棄物の管理:固形廃棄物倉庫や汚染物貯蔵庫には放射性廃棄物が保管されています。放射性廃棄物には管理番号が付けられており厳重に保管管理を行っています。またこれらの放射性廃棄物を外へ漏らさないよう転倒防止の柵や竜巻対策用の装置等に異常がないかを日頃から行っています。