平成25年度

一般公開 平成25年4月6日(土曜日)開催

京都大学原子炉実験所では、平成25年4月6日(土曜日)に毎年恒例の原子炉実験所一般公開を実施しました。昨年度と異なり、桜はおわりかけの、しかも雨天でした。くわえて、爆弾低気圧発生のため不要不急の外出を控えるよう気象ニュースなどで呼びかけがあったにもかかわらず、444名の方々(他、桜見物のみの方々は14名)がお越しくださいました。開催中は風も雨も強くなかったのが幸いでした。

見学施設は、研究用原子炉・ホットラボラトリ、イノベーションリサーチラボラトリ(FFAG加速器)および放射性廃棄物処理設備の3か所です。前者2か所については、見学者の皆さんにグループツアーを行いました。参加人数の全数は、研究用原子炉・ホットラボラトリが383名、イノベーションリサーチラボラトリは168名でした。

事務棟会議室では、アトムサイエンスラウンジと銘打って、ミニレクチャー形式による原子炉実験所の研究成果(「放射線蛍光プラスチック」と福島原子力災害対策の一環として活動している「GPS連動型放射線自動計測システム(KURAMA)」)の紹介、原子燃料工業のご協力による電子線照射利用に関する展示を含む放射線の有効利用に関する展示や放射線測定機器などの展示を行いました。

図書棟会議室では、アトムサイエンススクールと銘打って、放射線を目で見る霧箱工作実験ならびに潜望鏡やベンハムのコマ作りを行う科学工作コーナーを設けました。また、同棟のロビーでは、原子炉の模型や施設紹介のパネルの展示とともに、原子炉のしくみ・研究内容の紹介ビデオコーナーを設けました。

今後ともこのような機会を通じて、地域住民の方々を含む、より多くの方々に、原子力とそれを支える基礎的な科学への理解の場を提供して、原子炉実験所における研究・教育活動についてご理解とご協力が得られるよう努力いたします。

最後に、今回の一般公開の開催にあたりご協力くださいました皆様方に感謝の意を表します。

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一般公開詳細

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