平成16年度

一般公開 平成16年4月3日(土)開催

毎年恒例である京都大学原子炉実験所一般公開を、平成16年4月3日(土)午前10時から午後4時まで実施しました。当日は天候に恵まれ、またちょうど良い時期に桜がほぼ満開で、約200名の方々が来られました。施設公開は、午後1時からで臨界集合体、原子炉棟炉室、ホットラボ、廃棄物処理棟で、それぞれツアーコンダクターに導かれ見学を行いました。希望者もたいへん多くて、喜ばれていたように思います。施設公開ツアー出発の待ち時間や、お昼などには桜をほうぼうで愛でる姿が見られました。また事務棟会議室では、「原子力の歩み」「地球に優しいエネルギー」などのビデオ上映が行われ、桜見物の合間をぬって興味深く見ている参加者もおられました。もうひとつの目玉コーナーである科学実験体験コーナーでは実験所員や日本原子力学会関西支部・かんさいアトムサイエンス倶楽部メンバーらによる「マイナス196℃の世界 -液体窒素を使った実験-」や「霧箱実験-放射線の軌跡を見る-」「分光シートを使った分光実験」などが行われ、地元小学生らに混じって保護者にも大人気の実験が行われました。理科離れが進むと言われる中、このような実験を通して少しでもサイエンスに興味を持っていただけることが必要だと思いました。一方、施設見学のツアーコンダクターの人数、配置や待ち時間の調整など、準備する方の課題などもあり、今後のよりよい施設公開のための参考にさせていただきたいと思います。来場参加いただいた方々、および施設公開事業に協力していただいた関係各方面の方々に感謝の意を表したいと思います。

一般公開詳細

液体窒素による実験
液体窒素による実験
霧箱実験の様子
霧箱実験の様子

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