平成19年度
一般公開 平成19年4月7日(土)開催
京都大学原子炉実験所では、平成19年4月7日(土)に毎年恒例の原子炉実験所一般公開を実施しました。今年は暖冬で葉桜かとヤキモキしましが、例年通りの開花となりました。一般公開当日はあいにくの雨にも負けず地元熊取町を中心に430名の参加があり、一日中大混雑の盛況振りでした。
ビデオを使った当実験所の研究紹介と日本原子力学会関西支部との共催による科学実験・工作コーナーでの科学体験や当実験所員による原子炉施設の見学会を行いました。科学実験・工作体験コーナーでは、おなじみの「霧箱や簡易分光器の工作」を通じて放射線を実際に目で見たり放射線を実際に測定するコーナー、液体窒素でタンポポやゴム風船を浸して取り出し握って-197℃の世界を体験できる実験コーナーには、多くの方が参加し、サイエンスの世界を垣間見た喜びを感じられたようでした。
また、施設見学コーナーでは当実験所員がツアーコンダクターとなってKUR(研究用原子炉)、廃棄物処理棟の見学を行いました。特に、今年は直前に多くの商業用原子炉での中性子制御棒の脱落事故の報道がされた関係か、熱心に質問される方も多く、とても興味深く見学されたようです。
今後ともこのような機会を通じて、地域住民の方だけではなくより多くの方々に原子力とそれを支える基礎的な科学への理解の場を提供して、当実験所における研究活動について理解と協力が得られる様に努力いたします。
最後に、この一般公開の開催にあたりご協力いただきました皆様方に感謝の意を申し上げます。
施設見学ツアー 「KUR原子炉室」での見学風景 |
科学実験コーナー 「霧箱や簡易分光器の工作」風景 |
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