平成29年度

一般公開 平成29年4月1日(土曜日)開催

桜公開 平成29年4月2日(日曜日)開催

京都大学原子炉実験所では、平成29年4月1日(土)に毎年恒例の一般公開を実施しました。桜はつぼみ、気温は午前中7~8℃と低く、雨模様にもかかわらず、317名の方々にお越しいただきました。

今回の一般公開では、3ヶ所の施設見学といくつかのイベントを行いました。見学施設は、原子炉棟(研究用原子炉とホットラボラトリ)、イノベーションリサーチラボラトリ(FFAG加速器)、廃棄物処理棟(放射性廃棄物処理設備)です。研究用原子炉とFFAG加速器については見学ツアーを行いました。イノベーションリサーチラボラトリでは、サイクロトロン加速器によるホウ素中性子捕捉療法について、説明パネルを使った紹介も行われました。研究用原子炉は268名、イノベーションリサーチラボラトリは166名の方々が見学されました。イベントでは、図書棟会議室において、当実験所で開発された、福島第一原子力発電所の事故による広範囲の放射能汚染に対し放射線マッピングを効率的・継続的にできるGPS連動型放射線自動計測システムKURAMAとその改良型であるKURAMA-IIに関する紹介とお茶を飲みながらの質疑・応答が行なわれました。さらに、図書棟ロビーでは、研究用原子炉の模型と施設紹介パネルの展示ならびに、実験所紹介ビデオ( http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/video に公開しています)の上映も行いました。事務棟会議室では、「霧箱実験(放射線の足跡を見る実験)」、「放射線で宝探し(線源探し)」、「ろうそく作り」、「放射線で蛍光を発するプラスチック」の実験教室を開催し、多くの家族連れの方々にご参加いただきました。

翌日の4月2日(日)に桜公開を開催しました。207名の方々に来所いただきました。

今後ともこのような機会を通じて、地域住民の方々をはじめとした多くの方々に、原子力とそれを支える基礎的な科学への理解の場を提供して、当実験所における研究・教育活動についてご理解とご協力が得られるように努力いたします。

最後に、今回の一般公開の開催にあたりご協力いただきました皆様方に感謝の意を表します。

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